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DNAから水辺のまちだったデュッセルドルフ ードイツまちあるき紀行3Dusseldorf(後編)ー

今日もデュッセルドルフまちあるきで見てきたものをnoteにまとめます!

前編はプロジェクトの解説がメインでしたが、後編は単純に旅行記っぽい感じです😂ちょろっとまちづくり視点入ってます。


■旧市街地はパーティーエリア

ライン川→Kö-Bogenエリアに行く途中に旧市街地を通りました。ドイツでは日曜日はお店は閉まっているのが通常ですが、このエリアは観光地だからか、多くの飲食店が営業しており、昼間からビールを楽しむ人で賑わっていました。
 余談ですが、特に注文しなければビール3€くらい?が運ばれてきて、飲んだ本数を店員のおじさん(陽気)がコースターに線を引いて数えていました。私はシードルを頼んだので、個別扱いでした。

外の席の方が人気
都市ごとに地ビールがあり、そのビールのお店でした。デュッセルドルフは濃いめのビール。

■デュッセルドルフの”デュッセル”て何??

 雑談ですが、ドイツ語でドルフは街という意味。デュッセルドルフはデュッセルの街、という意味です。じゃあ、そのデュッセルは何?と聞いたら、これだ、と教えてくれました。え、この池がデュッセルってこと??

デュッセル??

 帰ってからwikipediaを見たら、デュッセル川のほとりの街、という語源だったんですね。つまり↑の池はデュッセル川の名残りとして公園にしたものなのかと推測します。(あってる?誰か教えて!)
 多分ここが、街の心臓で、両脇には高級ブティックが立ち並び、その真ん中に素敵な水辺があることは都市の風格を感じました。ベンチには多くのカップルが座って語らっていました。

 デュッセルドルフが、「デュッセル川のほとりの街」ということは、水辺のDNAが都市にしっかりあるってことか、と腑に落ちた気分でした。ライン川の港湾で成長したというDNAもありますしね。
 メディアハーバーの水辺もそうですしKö-Bogenも緑のNWの他に水のNWとして水路を作っていました。公共空間と水辺を生かすまちづくりが進められていて、私の関心ごとがグっと集まっていた都市だったんですね〜

■建築に力を入れる戦略

 まちあるきの最中にドイツの友人が解説してくれていたのは、「デュッセルドルフは戦略として、建築に投資している」ということでした。ユニークな建築で唯一無二をいっぱい作り、それを吸引力にする戦略。

 確かに個性的な建物がいっぱい!
でも円形のビルは余白が多く、効率よく使えない、とも言っていました。ドイツ人は日本人と似ていて、キチっとするのが好きなようですw

メディアハーバー フランク・O・ゲーリーの「ノイアー・ツォルホーフ」
https://www.the-cradle.de/en
全てリサイクルできる建材で建築するらしい。柱も木。
Kö-Bogen ダニエル・リベスキントの設計のもの

■路上活用は当たり前、自転車もどんどん便利に

 インナーシティの歩行者エリアから外に出ると、基本路上駐車されていて、クルマ多いな、と驚きました。それでも当たり前のようにお店の前にはテラス席があり、緑もすごく多かったです。もとからの文化なんだろうけど、外が過ごすのが好きなんでしょうね〜

インナーシティの外のエリアでも、どのお店もテラス席が!

 環境のために、自転車移動が推奨されていて、どの道でも自転車レーンが設置されていました。カーゴバイクもどんどん増えているとのこと。住宅街の中にはサイクルステーションがあり、カーゴバイクが停められる駐輪スペースや修理グッズを置いているところもありました。

まちなかに停められていた自転車
電車でも当たり前のように自転車が!
住宅街にあったモビリティステーションてきなところ
シェアサイクルステーション カーゴバイクも借りられる!

 一方で、車需要とのせめぎ合いもかんじました。歩行者エリア以外では、どの道もすべからく路駐がついていました。ドイツ友人からの話では、歩行者エリアを広げる話は、どこでも沿線住民・商店とのconflictが激しい。ドイツ人はみんな車大好き。ケルンでは、プロジェクトがあったのに、調整に難航して10年間でたった数メートルしか伸びなかった?とか??

住宅街はこんなかんじ

いかがでしたでしょうか。またまた長文お付き合いくださいましてありがとうございました。

サマースクール中の各都市の記事もいつか書きます!

★Special thanks to Stefan,Heike,Martin,Matina,David,Sabrina!
I could learn a lot from your tour and mail-information:)

インナーシティで歩行者空間に転換されたエリア

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