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【詩】お砂糖壺の中身

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金平糖みなみの詩をまとめました
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#自由律俳句

【詩】好きよ、好き。

お姉様、好きよ 水仙のようにまっすぐなお背中 ついていくだけで精一杯の私は小さなシロツメ …

【詩】黒猫ビーム

気まぐれ黒猫はしっぽをふりふり 闇夜に黄色い目が光ってる 姿なんてみせてあげないよって 暗…

【詩】かわいいお月様

かわいいお月様 まとう雲は襟のフリル 夜空に静かに座りながら ミルクを飲んで金平糖をつまむ …

【詩】あの子

長い巻き毛のあの子に憧れる 通り過ぎるとふわりといい匂いがして しなやかな身体はどこまでも…

【詩】青い海

暗くて青い海の中 僕は小さくダンスをした ポンポンタン ポンポンタン 音楽があまりにも心地い…

【詩】私のポケット

私のポケットのすべて ハンカチ、どんぐり、クマのぬいぐるみにビスケット レディたるもの常に…

【詩】スカートの世界

くるりと一回転したら スカートの中に世界ができた 羊飼いが羊を追い回してできた風が さらに私のスカートをふわりとたなびかせる フリルの隙間に星が埋まって イルミネーションのようにチカチカ光る きっと私のスカートの中では今頃 家族で草原に寝転びながら星を眺めているのだろう 淡い草の匂いのする私の世界 私のスカートが作った優しい世界 @2024 金平糖みなみ

【詩】指輪

シロツメクサを輪っかにして あなたの薬指を予約しようと思ったの だけど案外難しいのて 草の…

【詩】夢にこんにちは

ユニコーンに乗ってみんなの夢に遊びに行くの わたあめの雲の上でお昼寝して 恐竜とブランコに…

【詩】廻るメリーゴーランド

おうまさん おうまさん 私はどの子に乗ればいい? そうだね君は 炭酸のような子だから 青い毛…

【詩】手紙〜スコーンのレシピ〜

ごきげんよう 草露で顔を洗う小さな友達へ あなたから貰ったスコーンのレシピはもちろん私の頭…

【詩】紅茶の海

私とあなた それは紅茶とお砂糖のような関係 少し苦味のあるとろとろの液体な私を あなたが優…

【詩】目覚ましジリリ

目覚ましを止めて! あっちでジリリ こっちでジリリ 規則正しく生活しないで! 起きるよジリリ…

【詩】すき、きらい

すき 朝の冷えた空気 温かい紅茶の混じって淡く溶けていく きらい 満員電車 同じような顔をした人が同じようなビルに次々と向かう すき 仕事中の伸び 手の先からじわじわと疲れがビームになって発射! きらい 昼過ぎの眠気 灰色の眠気は寝たらなんだか損な気分 すき 帰り道にある居酒屋の声 スッキリした声色がお店の外まで高らかに響く すき お風呂 ピンク色のお風呂に可愛いが滲んで肌に浸透していく すき 寝る前のテレビ 知らない人の人生を覗いているようで、なんだか新鮮 す