闇のブローカーと不動産 第2話「代表との出会い」

掲示板に書き込んでいた人物とやり取りをし、お互いの連絡先を交換した。
その後、すぐに電話がかかってきた。

「当グループ代表の森(仮名)がienaiさんのご近所に住われているので、ぜひお会いなさって下さい!」

やけに事がトントン拍子に進むなと違和感を覚えつつも、後日その代表と会うことになった。
私が指定したカフェで待っていると、ホスト風の男がやってきて挨拶をした。

若いな…。
第一印象はそれだった。
当時の私は不動産会社の社長といえば、そこそこ年齢のいった人をイメージしていたのだ。

話もそこそこに、代表は紙とペンを取り出し早速不動産投資の説明を始めた。
スピーディーな語りで、私は感心してしまった。

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