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どこかの誰かの物語り、妄想を添えて。

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ありそうでなさそうな、なさそうでありそうな、どこかの誰かの物語り。
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#日記

吸い込まれるような青、青、そして青

吸い込まれるような青、青、そして青

あなたがいなくなって早15年が経ちます

あの頃
あなたの想いに気づかないふりをしていなければ
いまもあなたはここにいてくれたのかもしれない
心の奥底にあるこんな後悔も
少しずつ薄まってきています

あなたの笑顔はすぐに思い浮かべられるのに
あなたの声がどんな声だったのか
思い出せないことが少し悲しいです
思い出が少しずつ薄れていくのがさみしいです

けれど
あの日見上げた空の青さは
今でもはっき

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最初で最後の恋

最初で最後の恋

きっとこの先
誰かを抱きしめることはないでしょう

きっとこの先
誰かに抱きしめられることはないでしょう

結ばれなくても
それでもかまわないと
そう思えるほど
それはそれは大切な恋でした

最初で最後の恋でした

プリン

プリン

本当に久しぶりにこの景色を見た
意図して通ったわけではないけれど
はっと気づいたらこの道だった

8カ月間ほぼ毎日通った道
今日はどんな差し入れにしようかな
昨日はプリンにしたからゼリーかな
口内炎がひどいから噛まなくてもいいもの
それでも飽きさせないもの
仕事を終えてデパ地下に行って
そんなことばかり考えていた

あなたのお父さんは
カスタードクリームを好む人だったから
結局プリンを選ぶこと

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