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アフリカ・タンザニア体験記⑰

私は、20歳の時にアフリカのタンザニアに1カ月間滞在しました。
なぜアフリカに行こうと思ったのか?その経緯は下記の記事に綴っています。
20歳で経験した、初めてのアフリカ
前回に引き続き、タンザニア滞在中に書いていた日記の内容を、備忘録までに、原文のままここに転記していきます。
これからアフリカに行くことを検討している方や、アフリカに興味のある方に、何かしらお役に立つことが盛り込まれていたら嬉しいです。

2005年8月5日
とうとう帰国の途につきます。
昨日の Jacob がCDを2枚もプレゼントしてくれた。
"I have only 1,000 sh left for today, but I will not charge you because you're my friend." 
(僕はもう今日のために1000シリング$(日本円で約57円)しかないけれど、君にお金を払えとは言わないよ。なぜなら、君は僕の友達だから。)

Jacob は、3個ある Mandazi (ドーナツ)を私と1個半ずつ、快く分けっこして食べてくれた。それだけの理由で、私は Jacob は裕福だと判断してしまった。だけど、違うんだ。これがアフリカ。

" I love Africa because in here, people help each other. We are in poverty, but we help each other and say no problem." 
(僕はアフリカが大好きだ。なぜなら、僕らは助け合って生きているから。 僕たちは貧困の中にいるかもしれない、でも僕らは助け合って、お互いに「大丈夫、問題ないよ」と支え合っている。)

Jacob が何を考えているか、最後まで実は分からなかった。
昨日会ったばかりで、何を考えているか、完全に信じて良いのかわからなかった。だけど、Jacob は ”I think you're a nice girl, so I'll give you this for a gift. ” (君は素敵な女の子だと思うから、これをプレゼントにあげるよ)って言って、私を認めてくれた。
アフリカには、厚い人との関わりがある。日本にはきっとない。
そして、私も忘れている。人間を好きになりたい。

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