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【今日のこと】最終的な満足度を高めるための服の買い方

「新しい服を買う」のは、一番手っ取り早い「変身」

季節の変わり目には新しい服が欲しくなる。

いい大人になり、これまでにも数々の服を買ってきた。
「好きな服」の傾向は固まってきたと言える。
似たようなタイプ、自分にとって定番の色の服であっても、季節が変わって流行が動くと、気分転換にウインドウショッピングへ繰り出してしまう。

 新しい服を着ると、一瞬で、一発で、気分がふわりと上昇する。
「素敵な自分」に「変わった」と錯覚する。

でも、本当にちゃんと「欲しい」服を買ったはずなのに、翌年には全く手に取らなくなることが多い。
下手をすると、買って数日で、「もういいかな」と別人のように熱が冷める。

そして、見て見ぬふりしていた「真実」に、気まずい気持ちで向き合うことになる。

本当は、その辺のTシャツで素敵なわたしになりたい。
高いセレクトショップの服じゃなくても、オーラが出るようなわたしでありたい。
わたしのしたい「変身」は「服を着替えること」ではない。

本当なら、もっと時間も手間もかかる方法で自分を磨いて変身するべきなのに、「新しい服を買う」ことのなんと簡単でお手軽なことか。

これでは最終的に満足できずに飽きるのも無理はない。

適当な白いTシャツで素敵になりたいなら、ダイエットして、姿勢を正し、脱毛して隅々までボディクリームを塗りこむべきだ。
内面を磨くなら、部屋の隅っこに積んである本を、何からでもいいから読むべきだ。

わたしのなりたいわたしへの「なり方」を、本当は知っている。
でもそれはとても面倒で大変な方法なのだ。


欲しい服のスクラップブックを作る

「本当の変身」への道のりはさておき、取りあえず「お手軽な変身欲」をかきたてる「新しい服」を買ってしまうことを思いとどまってみよう。

適当でも雑でも、反対にとても凝ったデコレーションをしてもいいので、「欲しい服のスクラップブック」を作るのだ。

最初は欲しい服の型番や名称、売っている店などのリストを作ったが、言葉で見てもどんな形だったか思い出せない場合もあるので、やめた。

雑誌などで見つけた素敵な服を切り抜き、あるいはネットショップであればスクリーンショットを印刷し、スクラップする。
目で見て分かるので、こっちがおすすめ。

欲しい服って無限にあるけど、買ってみると意外に着ないのであれば、本当に服が好きというわけではないのだと思う。
気に入ってるからと奮発して買っても、その金額に見合うほど丈夫じゃない服も多いので、ユニクロと同じサイクルでだめになることも多い。

好き、欲しい、と思った服のうち、買って本当に満足し、なおかつよく着るし、長く保つものって本当に少ないと思う。

なので、欲しい服はまずスクラップにして所有してみる。

それで落ち着けばそれでいいし、さらにそこから何を買うか吟味する時間を持てる。
「買う」のも「スクラップする」のもどちらも「所有する」ことに他ならないので、それで満たされる部分もあるはずだ。

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