【詩】 優しい世界

花が咲き乱れてさ

小鳥は囀ってさ

バラの棘はふわふわでさ

綺麗な言葉と歌が溢れる

そんな優しい世界があったら

君はそこで生きていて

僕はそこへはいけないけれど

優しい世界に僕はいらない

花は枯れ果ててさ

鳥は冬を越せなくてさ

バラの棘は尖った針でさ

汚い暴言と不協和音

そんな苦しい世界があったら


僕はそこで生きていく

君はここへはきたらダメだよ

苦しい世界は君に似合わない

手を振るつもりで上げた手を

君は思いきり引っ張った

こんな力があったのか

それとも出させてしまったか

君は燃える目で僕を見て

叫ぶようにこう言った


今からわたしが言うことを

心に刻みつけなさい

優しい世界はここにある

苦しい世界もここにある

2つが合わさりできたのが

この世界だと信じてる

住む世界が違うなら

全部混ざったここに居よう

この世界には全部ある

わたしとあなたもここに在る

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