教員採用試験〜圧迫面接〜


聞いた話によると、圧迫面接は保護者に詰められた時に耐え得るか否かを判断するために行われるらしい。

しかし、実際に現場で働いてみると、保護者ではなく、上司や先輩等、一緒に働く人間からの嫌がらせや冷たい態度に耐えられるかどうかを見ているのだということが分かった。



一次合格の通知が来てから、二次試験まで2週間。
支援学校の指導案なんて書いたことなかったから、とりあえず指導要領を買いに行く。
合ってるのか分からないけど、とりあえず書き上げる。

試験当日。
個人面接。
1人の男性から「高校時代はバスケットボール部の副部長とありますが、どのように副部長になったのですか?」と質問。

(え…、覚えてないです。
15年以上前の弱小バスケ部の副部長になった経緯なんて、覚えていない。)

確かに、社会人ではなく一般で受験したけど、にしても質問のセンスなさすぎないか。
10分間、社会人経験10年に対する質問は特になかった。
この人、何を聞き出したかったんだろう。

指導案担当の面接官は、女性。
この人は、集団面接の時から受験生が話し合いをしている最中にボールペンを机に投げてため息をついて威圧感を与えていた。

その人からの質問に上手く答えられないと、(即席で書き上げた指導案なので、突っ込まれて当然なんだけど。)腕を組んでのけ反りながら
「私が聞いてることはそういうことじゃないんだよね。○○なのか、◇◇なのか、どっちか聞いてんの。」
私にとっては衝撃的な程、強い口調。
私の周りには、こんな風に言ってくる人間はいない。
なんと苦痛な10分間だっただろう。

この面接だけで、教員になるのが嫌になる。

現場で働くまで、この女性は圧迫役を演じているのだろうと思っていたけど、実際現場に出てみたら演技ではなく、ナチュラルにあの人の人間性だったのだろうと思えた。

面接試験は、
面接官に一緒に働きたいと思わせられれば良い。
と言うが、逆も然り。
教育委員会の職員と学校の管理職が面接官なのだから、こちらもイメージします。
トンチンカンな質問してくる上司や圧力で抑えようとしてくる上司と一緒に働きたいとは思わない。

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