Mingalarbar!今回はミャンマーから お届けします
皆さんこんにちは!今回はミャンマーより、直近のミャンマー情勢に関するお話と併せまして、私たちKonoike Myanmar Co.,Ltd. (現地法人:
ティラワSEZ企業)のご案内もさせて頂きます♪
【最近のミャンマー】
みなさんが感じる最近のミャンマーについては、2021年に発生した軍の
クーデターによる混乱で、治安は大丈夫か?とか経済活動は大丈夫なのか?そして、進出している多くの日系企業・他外資企業の事業活動はどうなっているの?若しくはどうなるか?日本人の生活は大丈夫か?など心配事の多い国と感じる方が殆どではないでしょうか。
クーデター前まではヤンゴン居住の日本人の数も右肩上がりに増え続けていました(登録ベースで在留邦人約3,000人超、進出日系企業数約400社超)が、この情勢下でその数が減少したことは事実です。
一方で、ミャンマーの潜在性の高さを信じそのままミャンマーに残って事業を継続し頑張っている方も沢山いらっしゃいますよ!特にヤンゴン市内(外国人・外資企業の殆どがヤンゴン居住)においては、軍と民主派の散発的な衝突が発生し以前とは違う警戒感を持って生活する必要はありますが、
街中の雰囲気はいたって''普通''と変わらぬ状態と言って過言ではありません。ショッピングモール・レストラン・スーパーマーケットは通常営業に戻り、毎朝夕市内の公園には市民が集まって運動したり談話したり、街中の公園周辺などにはヘルメット被ったロードバイカーがたくさん走っています。
私も、仕事帰りに仲間と飲み会、週末はゴルフ(たまにです)など以前と変わらぬ生活スタイルが戻っています🍺
一部日本の報道では、市民のデモ隊に対する軍の攻撃映像が出たりして
治安面の不安が誇張されているように感じますが、2022年に入ってからは様々な行動規制も緩和されてきて現在のように“普通”に戻ってきています!ミャンマーへの入国規制(新型コロナ対策)も他の東南アジア諸国に倣い
緩和されていますので、是非ミャンマーへのご出張計画を立ててみてはいかがでしょうか?(一部ミャンマー特有の入国ルールもありますのでご注意ください!)
【問題は残っています】
市民生活や駐在者生活においては、以前のように過ごすことは出来ていますが、その内情はそれまでのように安泰とは言い難い状況です。ミャンマー特有の事情(政変の影響)が間接的な要因になっているかと思われます。
① 燃料供給:国全体でガソリン他燃料が不足気味と言われています。
街中のガソリンスタンドが休業している日もあります。
② 物価高騰:多くの物資を輸入している国です。食料品(米・油・輸入
食品、外国人趣向食品など)通信や電化製品、生活物資類が値上がり。
③ 外貨規制:米国ドルへの規制強化実施中。外貨不足です。
・ミャンマー国内のドル流通が自由に行えない
・ミャンマーチャット(MMK)へのドルからの強制兌換を対象企業に実施
・ミャンマーから海外への米国ドル送金において、ミャンマー中央銀行に
よる審査と承認が必要。
④ 輸入規制:外貨流出を防ぐ施策の一貫で輸入規制品を増やしています。
・2021年12月以降で段階的に輸入規制品を増やしており、現在はほぼ全て
に近いアイテムが規制品の対象になっている
・ミャンマーへ輸入するためにはHS CODEを調べ“輸入ライセンス”の要否
を事前に確認することが必要
・輸入規制品の場合、商業省からの“輸入ライセンス”を取得する必要が
ある
※申請~承認まではおよそ1週間~2週間。
実際は案件内容や物品次第でケースバイケースとなる。
以上のように、現在のミャンマーの主だった問題点を4点ほど挙げました。駐在者の生活で不便さを感じる状況ではありませんが、実際ミャンマーで事業展開している日本人はじめ外国人事業家にとって、③外貨規制と
④輸入規制は大きな問題です。この2つの問題によって、製造のための材料・部品を海外から調達し難くなっているので、製造業はじめ多くの事業分野で死活問題となります。一刻も早く規制が緩和され、事業活動の障害がなくなることを切に願うばかりです。
【ミャンマーって本来はとても良い国ですよ(筆者感)】
ミャンマーは2010年からは、外国資本を積極的に取り入れる政策に移行していき、その流れに合わせ政治も民主化が進み、かなり自由な雰囲気が国全体に広がりました!観光で訪れる外国人も多くなり、ミャンマー全体が明るく元気な雰囲気に包まれ、日本人をはじめ多くの外国人が魅了されてきました。とてもとても“良い国”なんです!
ミャンマーの人たちも親日的であることもあり、日本人としてもとても親しみやすく、みなさん良い意味で純朴で真面目な方たちです。それゆえに一緒に仕事をしたいと思わせてくれる人が多いのが私の長年の印象です♪
【物流業者もお客様と共に頑張っております】
ミャンマーでの事業活動が制約されるなかでも、物流サービスは止まっていません。2020年の新型コロナでのロックダウンや2021年のクーデター発生時はどうにもならず、一時的な物流停滞は発生しました。
特にクーデター直後は、港湾・空港・税関、そしてトラック・トレーラー協会によるストライキが数日間発生しました。このときはミャンマー国中が混乱禍で多くの企業が休業になり、経済活動どころではありませんでした。(2021年2月~4月頃)
そんな中ですが、ミャンマーの縫製業者は何とか生産を続けておられました。凄いことです!クーデター発生後2月末頃からは日本向けの製品輸出も出てきましたが、物流は完全な状態ではありませんでした。
★KONOIKE MYANMAR CO.,LTD.のサービス(特筆)★
そこで、私たちKonoike Myanmarは、安定的且つスムーズな輸送ルートを確保するため、ミャンマー~タイ間の陸路輸送サービス強化に取り組みました。ヤンゴンのお客様工場からタイのBangkok港や空港、Laem Chabang港
まで陸路で運び、タイから輸出する輸送ルートとなるものです。
私たちはこれを、CBT(Cross Border Transportation)サービスと呼んでおります。おかげさまで、クーデター発生から1年以上経過した現在も、ミャンマー~タイ間の陸路輸送需要は多く、安定的なサービス提供が可能な状況になっています。タイを経由したミャンマーと諸外国間の輸出・輸入ともに対応しております。
<ミャンマーで総合物流サービス>
① CBT:国境陸路輸送サービス
・ミャンマー~日本間(主要港)の輸送日数短縮(海上)と安定性に寄与 CBTの場合:およそ2週間前後
※ヤンゴン港~日本(主要港)はおよそ3週間~1ヶ月の日数
※当社はコンテナ単位及び少量混載便も毎週対応しており、実績多数です
② 重量、長大物輸送サービス&エンジニアリング
・貨物の開梱、工場への搬入、据付、レベルだし等
・設備の据付工事及び解体工事、移設作業等
③ プロジェクト(ODA等)案件サービス
・開始前の準備段階からサポート。免税案件等の各種必要事項に対応
④ 倉庫(一般・保税)+輸配送サービス
⑤ 通関業サービス
・自社独自の通関部隊で対応
⑥ 請負業サービス
・製造工程の一部を請負
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如何でしたでしょうか?
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★本コンテンツの作成者 国際統括本部 「KONOIKE 海外便り」編集部
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