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「理想」を形にしたい、と思った1週間の話

6月5日、私たちは10ヶ月の準備期間を経て、『このひより』での発信を始めました。直前までバタバタしながら、「いい?出すよ!えいっ!」とnoteの公開ボタンを押して。

今まで、たくさんの人たちが想いを込めたプロジェクトを発表するのを見てきました。発表の瞬間って、こんなにもドキドキするんですね。そして、記事にひとつずつ増えていく「いいね」が、こんなにも嬉しいなんて、知りませんでした。

「応援しています」「素敵なサービス」「いつか利用したい」

そんなお言葉をいただくたびに、大事に大事に温めてきた『このひより』は、もう私たちだけのものじゃないな、と感じました。みなさんに使ってもらえるように、納得のいくサービスを作り上げたい。頼んで良かった、と抱きしめたくなる本を贈りたい。

いろんな気持ちがじわじわと込み上げてきた、1週間の思いを残します。

(執筆:ウィルソン麻菜


SNSにかじりついていた週末

最初の記事を公開したのは、午前11時。もうね、そこからずうっと、SNSにかじりついていました。

メンバーと個別につながりがある方々も、そうではない方々からも、本当に嬉しいコメントやメッセージをいただきました。そのたびに、みんなで大喜び。

読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます!!とっても嬉しかったので、ここで、いくつか、ここで紹介させてください。

私たちは仕事柄、「誰もが知るあの人」や「これから世の中に知ってほしいこの人」たちの人生を、これまで言葉にしてきました。

でも、有名じゃなくても、すごいことを成し遂げなくても、どんな人生も尊い。「私なんて話すことないよ」という人にこそ、『このひより』で言葉に残す喜びを知ってもらいたい。そんな気持ちが、伝わったのかなあと思っています。

「理想」を追い求めること

応援いただいたコメントにもありましたが、私たちが実現しようとしてるのは、もしかしたら言葉に関わる仕事をする多くの人が「理想」と思うことなのかもしれません。

もともと人が言葉を紡ぐのは、形のない感情や記憶を表現し、伝えるため。それは、誰もが日々の暮らしのなかで、当たり前にやっていることです。

「大切な記憶を、言葉にして残すサービス」も、文章が書ける人ならば、本当は誰にでもできる。なのに、なぜあまり目にすることがないのか。——『このひより』を作ってきた10ヶ月間で、私たちは何度も何度も「だからか…」と納得せざるを得ない場面に遭遇してきました。

それは、「時間を決めて人生の記憶を聞く難しさ」だったり、「誰もができる『言葉にすること』に人が感じる価値と、かかる労力のギャップ」(要は価格設定)だったり。実は、まだ悩んでいるところも多いです。

10ヶ月ものあいだ、一体何をしていたの?というところも、おいおい振り返ってお伝えしていけたらな、と思っています。

なかなか、波乱万丈だったんです。だからこそ、今回の応援メッセージや、いただいた「いいね」は染みました。間違っていなかったんだ、追いかけていい「理想」なんだと思えたから

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正直、数人でもいいから届くと良いな……なんて思いながら出した記事を、100人を超える方が「スキ」だと言ってくれた。まだまだ先は長いけれど、それだけでもう「完成させる理由」ができたのでした。


プレッシャーを燃料に変えて、前へ

このサービスをいいと言ってくれて期待してくれる人がいる。使ってみたいと待っていてくれる人がいる。そんな、嬉しいプレッシャーを燃料に変えて進んでいこう!とメンバー全員、やる気がみなぎっています。

現在、夏にβ版をリリース予定の“本を贈る”サービスは、サンプル作成の真っ只中。身近な方々にインタビューさせてもらい、ようやく本の形にするところまで来ました。

本になったものを、初めて手にした瞬間の感動と言ったら!ただ、改良するべき点はまだまだあって、今は全力でそこに取り組んでいるところです。

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でも、まずは、とにかくお礼が言いたくて。こんなにドキドキしながら喜んでいたことを伝えたくて。今の私たちの気持ちのありのままを伝える場、としてこの記事を書きました。

みなさま、改めて、前に進む力をありがとうございます。

これからも不定期ではありますが、メンバーからみなさんへ、お手紙を書いていく予定です。サービスを開発する中で出会う喜びや、苦悩や、感動をタイムリーにみなさんにお伝えしていきたいと思っています。

私たちにとっての「大切な記憶も、言葉に」していくので、ぜひお楽しみに。

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