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とどのゴワゴワ日記⑧

好きな作家が増えました

本格的な読書家では無いのですが本を読むのは好きです。仕事柄ビジネス書を読まなければいけないと思い、そこそこ購入をするのですが積読であることが多い。積極的に読むのは専ら小説です。小学生の時に江戸川乱歩全集から読書体験を始めた関係からか、ミステリーばかり読んでしました。
最近になってやっと人が殺されたり殺したりしない小説を読むようになり、新しい経験ができております。最近のお気に入りは西村賢太氏。苦役列車が芥川賞を受賞したのはもう10年以上前になるのですね。その純文学の体を成しながらの赤裸々に語る私小説の世界に引き込まれ、何冊か読み進めております。読書の感想を聞かれると「面白かった」「つまらなかった」の2通りの返事しかできないのですが、徐々にnoteにも記していきたいと思います。

西村賢太氏について

ご存じの方も多いと思いますが西村氏はすでに鬼籍に入られています。おそらく熱狂的なファンが多いと思われる作家ですので、新参者の私が語るのは避けますが、破滅の無頼派と言われるだけあってその人生は壮絶なものでした。私が好きな作家はすでに故人であることも多いですが、西村氏は初めてお墓参りに行きたいと思う作家でありました。おそらく氏の私小説を読むことで、氏の人生を垣間見た気分になったからであると考えます(浅薄な考えであることは重々承知です)。氏の墓標は正月に被災した石川県にあり、墓標も倒れてしまい修復を待っている状態とのこと。落ち着いたら是非訪ねてみたいと思います。

本について

私は読書好きの父の元に生まれたせいか、家に沢山本があった上に、とにかく本は惜しまずに買ってもらいました。江戸川乱歩全集や海外文学の全集、また父が読んで面白かった作家などを教わりました。中学生の時に教えてもらったアガサクリスティーの「そして誰もいなくなった」を読んだ時の衝撃は忘れられません。


高校生になり、通学時間が大幅に延びたことで読書熱は更に高まりました。
その後アルバイト代で自分も好みの本を買いに行くようになり、面白かった本を父に紹介したりしました。初めて紹介したのは忘れもしないこの本


その後映画にもなった「羊たちの沈黙」
またブレードランナーの原作として有名な「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」両方とも読み終わった後に「面白かった。似たようなのない?」と聞かれて嬉しかったのを覚えています。
私は実家に戻った際に父の大きな本棚から借りていきたい本を見繕い、私は父の好みに合いそうな本を持っていくのが常となっています。


とにかく今の本好きは父の影響であるといって良いでしょう。この本好きは今私の子に受け継がれています。親が読書をしている姿を当たり前に見て育つと、子も読書家になるという文をどこかで読んだことがありますが、我が家はそれを体現しているように思います。

文章を書いていると矢継ぎ早に関連事項が思い出されるのですね。次回は読書と環境について書きたいと思います。
本日の駄文はここまで。お読みいただきありがとうございました。

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