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大阪は夜の8時         Stranger Than Paradise・楽園より奇なり

始まりはいつもSNS

「6月の近畿学会に参加する方はいますか?いるなら飲みましょう」
大学院の同期のG氏からのLINEがことの始まり。私を含む5人のグループは岡山にある大学院修士課程の同期だ。年齢や性格や居住地もバラバラ、唯一の共通点は同じ国家資格を持っている医療職ということのみ。通信制の大学院であったので、顔を合わせるのは年に4〜5回程度であったが、苦楽を共にした仲間である。修士課程1年目は岡山の大学に集まっていたが、2年目はコロナ禍直撃によりWEBで顔を合わせるのみであった。卒業後にまた会おうね、と約束をしたものの、未だ達成できずにいた。

ここでメンバー紹介!!

話が進めやすいのでここでメンバーを紹介します。五人の研究ゼミでした。
①G氏:奄美大島在住の行動派男性、最近起業し、自身の持つ国家資格の枠を超えるサービスを提供している
②K氏:大学院卒業と同時に転職し、京都府アカデミックの最高峰大学をマイペースで駆け抜ける努力家。教鞭を取るだけでなく臨床も精力的に行なっている。
③N氏(唯一の女性):生まれも育ちも大阪、関東の人が想像する大阪の人そのままの女性、テレビに出て来そうな関西人。卒業と同時に養成校に転職し、その明るい人柄で学生に人気(らしい)。本当の顔はとんでもなく(以下略)。とにかく正義の人です。
④H氏:Hマンの愛称を持つゼミ生最年少の若者。博士課程まで進み、積極的に国内外問わず論文を投稿し、今や次世代を担う研究者。講演会は数知れず。
⑤私(とど):大学院在学中に起業し、地獄を見た経験がありますが皆様のおかげでなんとかなりました。今もなお零細企業の親父です。何が言いたいかというと、自分以外は凄い人かおかしな人が集まっているということです。
(大学院のことだけで記事が書けるな、と今思ったので、それぞれの深掘りはまたの機会にします。今回はさらっと。あくまで大阪に行ったことを書きたいので)

いろいろな希望を載せて、行くぞ新幹線!


新幹線好きなんだよなあ。大体寝てるけど。


旅は中々始まらない

豪雨で新幹線が遅れる中、お弁当の価値観を巡る攻防が勃発

「えー本日大雨の影響によりー新幹線に遅れが出ていますー」「遅れは30分から1時間程度の予定ですー」不穏な構内放送が東京駅に響く。誰が言ったか忘れたが、物事はトラブルが起こった時は順調な証拠である。ここは大人らしく余裕の態度、落ち着いてなんぼ。そういえばお腹が空いた。せっかく駅にいるのだからお弁当を食べよう。こういう時は肉だ。エネルギーだ。パワー!
「この焼肉弁当とお茶をください!」意味もなくハイテンションで店員さんに伝える。この店員さん、韓流スターのように美青年であり、そしてクールである。なんかBTSとかにいそうである。その綺麗な指でレジを打つ。
「お会計3600円になります」
(以下クリス・タッカーもしくはウイル・スミスで再生してください。)
ちょっと待て、弁当とお茶でそんな値段になるわけないだろ。そうだ、前のアメリカ人の夫婦、あのディック・マードックみたいなやつだよ、知ってっかマードック。テキサスロングホーンはハンセンだけじゃないんだよ。まあそんなことはどうでも良いや。あいつが弁当4つくらい買ってたじゃないか。あれを1人で食べるのかよOH MY GODって言ってやりたくなるよ。アメリカ人は体のサイズがでかいだけあってよく食うな。なんだったら日本古来の精進食でも紹介してやろうか、いやそんなことはどうでも良い、あいつのと間違えているんじゃないか。この駅で売っている弁当がそんな値段なら、俺の妻が作ってくれた弁当には10万ドルの値段が付いたっておかしくないぜ、そう思うだろ店員さんよ!(吹き替え終了)
と私の脳内ハリウッドが再生されましたが確かに値段を見るとその値段。私のランチ代が500円なので1週間分です。引くに引けずに買ってしまいました。その弁当がこちら!


叙々苑焼肉弁当3400円なり

確かに美味しい。私の食事の感想には美味しいかすごく美味しいしかないのですがすごく美味しい。家族四人の時だったら出発前に破産していた。でも美味しかったからその内食べさせてあげたい。(なんとマウスウオッシュまでついてるんですよ)

旅がやっと始まる。この時間がなんとも好き。

今回の大阪旅行とは別ですが、今月は山形と山梨に所用で行きました。どちらも移動が長時間。長時間移動のお供といえばイヤホン。簡易的なものは持っているのですが、今回前から欲しかったものを購入!

MacBookを買った時のクーポン券があったのでそれで購入。今後ジムに行った時にも使えそうだな、堀口恭二も使ってたし、とかなりミーハー。
快適な旅を過ごせました。聞いていたのはほとんどプロレスのyoutubeですが。

新幹線が走り出せば、あとは進むだけ

遅れた新幹線がようやく出発。順調に進む。今回の旅のお供はこの本

仕事で色々思うことがあるので尊敬する田坂先生の著書で勉強を行う。これが後で大きな力につながるとはこの時には知る由もなかった。
本を読んでいたらいつの間にか静岡に。静岡長すぎる問題は今日は触れずに車窓を見る。ふとよぎる悪魔の囁き。「富士山見ながらお酒を飲んだら美味しいだろうねぇ」(声:壇蜜)が聞こえて来てしまった。どうしよう。車内販売は来ないし。え?目の前にWEBで頼める社内販売のカタログがある!見てみると・・・

KING OF JAPANESE ウイスキー 山﨑降臨

なんと山﨑のミニボトルがあるではないか!プレミアム着きまくりで最早定価が不明の高級ウイスキー!これフルボトルで買うと40000円位するやつじゃん!それを新幹線の中で飲めるの・・・結構安い値段で・・・他のに比べれば高いけど・・・・迷う・・・間も無く注文!人は挑戦をやめた時に老いていく!そして、やってきた!


これが高級ウイスキーだ!!

王道ロックでいただくと・・・美味い!これは美味い!ウイスキーというと尖った味のイメージがあったのだがこれはまろやか。なんて感じる間も無く50CCは私の胃のなかに消えてった。一瞬の至福。これはまた飲みたい。頑張ってお金を貯めよう。今回大分散財したが、またやり直せねば。

さあ、大阪まで後半分

と言いたいところだがここから記憶がない。最近の特技は一瞬で寝られることです。「次は終点新大阪〜」で目が覚めた。
さあここからが本番、旧友との出会いが楽しみだ。大阪の地理は全く詳しくないがなんとかなるだろう。


後編へ続く

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