陰ヨガの話
陰ヨガのレッスンを受けると、その時点での身体の調子がよくわかる。身体がこわばっているというのはいつもの前提として、妙に痛みや不快感が強い(股関節のはまり具合が気持ち悪い、脇腹や内ももがつりそうに感じる)、呼吸が苦しいと感じる時があった。これまでそういう場面では身体の硬さやできないことを(嫌だなあ)と思い、(でもできなくても仕方がない)と諦めていた。
が、ヨガを通して自分の身体について考えたり、本を読んだり、どうして自分の身体に痛みや不調があるのかその仕組みを先生に教えてもらったりするうちに、(嫌だな)と思う必要はないんじゃないかと思えるようになってきた。痛い、できないというのはその時点での状態であって、それ自体をいい、悪いとジャッジしなくてもいいのかもと。
できるできないはさておき、まずは自分の身体の状態を感じ取ればいいのだと思えるようになってきた。そして、これ以上やると痛すぎるなとか、これくらいまでならいけるかなとか、ごそごそ身体を探りながらやっているうちに、ひょっとしたらいつか、今まで痛かった動きを(ああ気持ちがいいな)と感じられる日が来るかもしれない。
今日、八か月ぶりの陰ヨガのレッスンはとても気持ちがよかった。今日はじめて、ダウンドックから肘をついてのドルフィンポーズにすんなりと移ることができた。踵が少し浮いて、背中の伸びも足りなくて、でも肩甲骨と肩甲骨の間、背中の真ん中が伸びて息が入る感じがした。
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