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横浜山手のクリスマス

近年は、十一月となると街はもうクリスマスの雰囲気です。
豪華できらびやかなイルミネーションが各地で観られるようになりますね。でも、わたしのとっておきは、横浜山手のクリスマスなのです。
たくさん人が押し寄せるといやなので、このこと、あまり教えたくないのですが・・・(笑

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山手には明治から戦前にかけて建てられた洋館が並んでいます。
多くは文化財として保存されているのですが、十二月は、それぞれの洋館がクリスマスで彩られるのです。
十年以上始まったイベントなのですが、最初の頃は、まさに知る人ぞ知るで、訪れる人も少なく、ゆったりと静かにクリスマスの雰囲気を味わうことが出来ました。
子ども達が幼かった頃、よく連れて行ったものです。

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このような重厚な暖炉があるのは、やはり戦前の洋館の素晴らしいところです。
暖炉にサンタさんからの贈り物をいただけるように靴下をぶらさげる・・・
子どもの頃、どんなにか憧れたか知れません。

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洋館ごとに、「英国のクリスマス」とか「フランスのクリスマス」などなどテーマが決められています。
そして、その国の大使館婦人が飾りを担当しています。
それぞれのお国柄があらわれていて、それもまた楽しいです。
これは、妖精の国、「北欧のクリスマス」がテーマでした。
かわいい妖精がおねんねしています。

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ここは「えのき亭」という洋館カフェです。
初めてここでケーキと紅茶をいただいたのは、十七歳の時。
今でも健在です。
でも、すっかり有名になってしまって、並んでいることが多くなりました。

山手を散策するときは、ここでお茶をいただくのが楽しみです。
お菓子も、ハンバーガーなどちょっとした軽食も美味しいですよ。

今年もまた、十二月が訪れようとしています。
できるだけ人の少ない平日をねらって、クリスマスを楽しんでこようかな、などと思っています。

みなさまからいただくサポートは、主に史料や文献の購入、史跡や人物の取材の際に大切に使わせていただき、素晴らしい日本の歴史と伝統の継承に尽力いたします。