遙かな地点と目の前の一歩
夢や目標を抱くことは
目的地を定めるのと似ています。
たとえば半年後、こうなっていたい。
そんな想いがわきあがったなら
実現した時のことを克明に想像して
「こうなるんだな」と単純に喜びましょう。
「なっていたい」と「なるんだな」は
似ているようで違います。
前者は希望であり、後者は決定です。
決意しようとすると急に体がこわばって
心の底では「どうせ無理」という感情が
起き上がってしまいます。
だから、ゆったりかまえて
「こうなるんだな」とただ感じるのです。
遙かな地点に目的地を設定したら
あとは淡々と目の前のことを重ねましょう。
途中で思いがけない出来事があっても
すべては遙かな地点へ続くプロセスです。
風景が展開するのと同じで
美しいものもあれば、そうでないものもある。
けれど「どうせなる」のだから
その時々、淡々と、
目の前の一歩を重ねましょう。
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