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俳句 伊勢

新春や勾玉サブレ頬ばるる

伊勢と言えば勾玉サブレ。

勾玉サブレ 伊勢せきや

 ザクっと噛み応えのあるサブレです。従妹の大好物なので法事があると持っていきます。せきやさんには「これはお祝い事のお品ですが」と言われてしまいますが。リニューアルして小さくなりました(コロナよりももっと前、何年も前にです)。前はもっと縦長で一枚食べきるのが大変でしたし、割れていることが多かったんです。今では縮んで割れてることがないし、食べきれるくらいのサイズになりましたよ。

 下五を「頬ばるる」としましたが「頬ばれり」でもいいのかなと思いました。

伊勢と言えばおかげ犬サブレも有名ですよね。

おかげ犬サブレ

 こちらもリニューアルしまして(コロナよりももっと前、何年も前にです)、しっとりしました。クロウサの大好物となっております。

 「おかげ犬」とは主人に代わってお伊勢参りをした忠犬のことです。そんなおかげ犬の日記はこちら。

人もすなる伊勢参りといふものを、犬もしてみむとするなり。

おかげ犬日記より

おかげ犬が伊勢参りの道中に俳句を読んだらこうなると思います。

巣立鳥人に混ざりて伊勢参り

 きっとおかげ犬はお伊勢参りをしていて解放感を味わったに違いありません。飼い主なしで何百キロも歩いたのですから。巣立つ鳥に自分を重ねて詠んだ句です。

 

 それにしても寒い日が続きますね。今日の一句はこちらです。

冬の風信号変わり猛ダッシュ

 今日も冷たい風がビュービュー吹いている寒い日でしたね。コロナの後遺症で咳と花粉症のような症状が出てしまうので、薬をもらいに内科へ自転車で行って来ました。その時、数メートル先の交差点の信号が赤に変わりそうになったんです。この寒さの中信号待ちをしては症状が悪化してしまいます。何が何でも渡ろうと必死にこいで渡り切ったのを俳句にしました。

「信号が変わる」と「猛ダッシュ」と動きが多いでしょうか。

 赤信号が青に変わって猛ダッシュをしたとも読めると思います。

俳句が楽しいです。もっと型どおりに詠めるように頑張ります。

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