普通のお母さんみたいに
(娘、生後2か月ごろの日記)当時心疾患で入院中だった
普通のお母さんみたいに
おっぱいあげてみたいなぁとか
抱っこしてあげたいなぁとか
声を聞いてみたいとか
動いているところをみたいとか
起きてるとこをみたいとか
急に湧いてきて
今はそれができないのが
悲しくなって涙がでたりするけど
でも一方で
まだ我が子が入院してるから
育児に突入していない状態の自分に
安心してる自分もいるし
急に言われてもどうすりゃいいの
できないよーという
ずっと子どもが怖い自分もいる
いろんなわたしが同時にいるというのを
許せるようになるのは
歳をとるごとに増えていくものは
暗くて醜く残酷で
カッコ悪くて、弱くてクヨクヨ
ぐでぐでで大人げなくて
恥ずかしく
全く立派でない
ありとあらゆる
最高に愛しいわたし。
そういう自分と仲良しでいることは
悪くないなぁ。
*
今までできてなかった
赤ちゃんを迎える家の準備をしたり
こうして旦那さんと
嫌というほど一緒にいて
長い夏休みのようだったり
新婚生活のようだったり
しかし最高にイライラしつつも
(彼のやってるポケモンがGoしているスマホを、何度鴨川に投げ捨ててやろうかと思ったことか)
ぶつかりつつ結束していて。
見守るしかできない今の状態が
今はきっとベストで
それがわかるのも
過ぎ去ってからの話。