SL大樹と会津の旅(前編)
8月2日〜3日、鬼怒川温泉・会津方面へ、ひとり旅してきました。
今まで乗ってみたかったSL大樹に乗ったり、絶景を見たりと、色々なことをやってきましたので、そのレポートをお盆が終わった今やっていきたいと思います。
旅のプラン
今回の、SL大樹と会津の旅は、2日間の工程です。
1日目は、下今市駅まで特急リバティー会津で移動し、SL大樹1号に乗車後、塔のへつりと龍王峡で絶景を見て、日光夏の花火とコラボした、SL大樹6号に乗車します。
2日目は、鬼怒川温泉を少し観光し、ちょっとした絶景ポイントを見て、SL大樹4号に乗車、そこから帰路につきます。
2日間、とても運の良いことがありましたので、そこも紹介して行きたいと思います。
今回の記事では、1日目の工程を紹介していきます。
特急リバティで一気に下今市へ!
8月2日の早朝、眠い中頑張って起き、駅まで急ぎました。
時間にはギリギリ間に合いました。(駆け込み乗車はしていませんよ?)
東武スカイツリーライン、春日部駅。
春日部7:03発、東武特急の始発列車である、特急リバティけごん1号・リバティ会津101号併結車に乗っていきます。
特急リバティは、東武の新型特急車両である、500系が運行にあたる、特急列車の総称です。
浅草〜会津田島間の「リバティ会津」、浅草〜東武日光間の「リバティけごん」、新藤原→浅草の「リバティきぬ」、浅草〜館林の「リバティりょうもう」が運行されています。
さすが1本目の特急、乗車客がとても多く、車両を撮ることはできませんでした。
リバティはとても快適なもので、大都会浅草から、秘境の地を繋ぐ車両でもあるのです。
今回リバティに乗って思ったこと、それは……
コーヒーが欲しい。
ということですね。
やはり朝ということもあり、緑豊かな車窓を見ながら飲んでみたいものです。(私はブラックでは飲めません。)
春日部からの停車駅は、板倉東洋大前、栃木、新鹿沼。
そんなこんなで、下今市に到着。
このリバティけごん1号・リバティ会津101号は、この下今市で切り離しを行い、それぞれ別の道を歩んでいきます。
リバティけごんは、次が終着の東武日光。
リバティ会津は、大谷向、大桑、新高徳、小佐越、鬼怒川温泉、鬼怒川公園、新藤原、野岩線内男鹿高原以外の各駅、会津線会津田島の順に停車します。
下今市駅を少し散策!
下今市駅には、SL転車台広場があります。
給水柱を見ることができ、SLがあった時代にはかかせない、こんなものがあったんだなぁ〜と感じることができます。
転車台広場と言うぐらいですから、もちろん転車台があります。
この転車台広場では、SL車両が回る様子を見ることができます。
今の時代ではなかなか見ることができないSLのために、ここまで作る東武鉄道さん、すごいですよね。
転車台広場のアーチにも、SLが。
細かいところまで凝っているところが、本当にすごいです。
転車台広場から見える景色も、とても良い眺めです。
転車台広場の他にも、SL展示館があり、SLの仕組みや、SL大樹が運行されるまでの多くの出来事を知ることができます。
展示館の下の階には、休憩所があり、記念グッズやメダルを購入することもできます。
SL機関士の鉄道むすめである、大桑じゅりもいます。
左にいるモニュメントは、地元の方が彫って作ったそうです。
すごいですよね〜。
ちなみに、このSL転車台広場と展示館は、下今市を乗車区間に含む切符や、下今市駅の入場券を持っているだけで入ることができます。
下今市駅の入場券は硬券としても発行できますので、硬券片手にSLを撮って、展示館でSLの仕組みを知る、という、下今市駅満喫ツアーもできます。
ついにやってきた、SL大樹!
入線してきました。
令和である今、SLを見ることが滅多にできないので、貴重な体験であることは間違いなし。
家族連れを中心に、記念写真をたくさん撮っていました。
私も、記念写真を撮り、車内に入りました。
そして、出発の時間!
あまり車内からは聞こえなかったのですが、汽笛がなった後、ゆっくりと走り始めました。
SLは、加速がこんなに遅いんだなぁ〜と、よく感じることができます。
下今市〜鬼怒川温泉の運転なのですが、速度自体とてもゆっくりなので、30分かかります。
車窓は、とても良い眺めが広がります。
号車によっては、汽笛や、前の汽車がよく見えます。
30分のSLの旅は、すぐ終わってしまいます。
え、もう終わりなの!?と感じてしまいますね。
下今市の時に撮るのを忘れていた、行き先表示。
下今市↔︎鬼怒川温泉で固定みたいですね。
鬼怒川温泉でも、SLをパシャり。
架線があるのにも関わらず、自分の力で走るSL、とても面白いものだと思われますね。
このC11は、JR北海道から寄贈されたものなので、ライトが「カニ目」になっています。
その後は、駅の外にある転車台で、一大イベントとも言える、SL転車台への入線があります。
転車台が回っている途中、3回止まって、汽笛を鳴らしてくれます。
この汽笛にも、色々な意味があるようで、説明を聞いているだけでも、へぇー、なるほどと感じることができます。
ただ、小さいお子さんには、大きな音が鳴るので注意が必要です。
一気に山奥、塔のへつりへ!
接続のAIZUマウントエクスプレスに乗るために、転車台イベントを途中で離れ、ホームに戻りました。
AIZUマウントエクスプレスは、東武鬼怒川線・野岩鉄道会津鬼怒川線・会津鉄道会津線・JR只見線を直通する、快速列車です。
4社直通、北関東・南東北のFライナーですね。
平日は会津若松までなのですが、土休日は、喜多方まで延長運転されます。
会津鉄道会津田島から先は電化されていないため、気動車で運転されます。
車窓も、本当にきれいなものです。
野岩線内は、トンネルが多いので、スマートフォンが圏外になるのがしばしば。
車窓を見ているうちに、塔のへつり駅に到着。
都会ではまず見れない、とても簡素な駅です。
ここから歩き、塔のへつりに向かいます。
とても良い景色です。
1枚目の写真、運が良ければ、橋上を走る列車と撮ることができそうですね。
本数が少ないので、狙うのは大変そうです。
なぜ、塔のへつりと言うのかも知ることができますね。
昔ここは海だった。
へつりそば。
そばは自家製のものかと思われます。
手打ちのそばはとても美味しいものですね〜。
塔のへつり駅に戻ってきました。
架線がないだけで、とてもすっきりしていますね。
駅名標。
ローカル感がとても出ていますね〜。
ここから、またAIZUマウントエクスプレスで戻りました。
ハイキングコース、龍王峡!
野岩線に戻り、龍王峡駅へ。
龍王峡は、絶景ポイントがたくさんあり、ハイキングもでき、運動しながら景色を楽しむことができます。
今回は、時間の関係上あまり奥までは行かなかったのですが、それでもたくさんの良い景色を見ることができました。
今回、カメラはDJI OsmoPocketを使っていたのですが、ムササビ橋の上で写真を撮っていた時、二人組の夫婦に、声をかけられました。
そりゃ、あんな変わった形したカメラ持ってたら気になるよね。
カメラの宣伝をしておきました笑
上に戻り、かき氷が売っていたので、食べたくなり、注文してしまいました。
味は、マンゴー。
もちろん、日光の天然水を使って作られているので、とても美味しいかき氷です。
このかき氷を注文した後、のんびりしていたら、さっきの夫婦がやってきました。
夫婦も、かき氷を食べに来たようです。
「まだお金払ってない?」
と聞かれたので、まさかとは思いましたけど、なんと、かき氷を奢ってもらってしまいました!
私は大丈夫です、と断ったのですが、いや、良いよ、と言ってくださったので、お言葉に甘えてしまいました。
もちろん奢ってもらうつもりで注文していなかったので、比較的高めのものを注文してしまいました笑
OsmoPocketを買っていなかったら、こんな嬉しいことになっていなかったのです。
とても嬉しいことでした。
あの夫婦には、感謝でしかないですね。
2日間で食べたものの中で、確実に一番美味しかったと言えます。
このような出来事があり、会津がとても好きになってしまいました。
日光夏の花火とコラボレーション!SL大樹6号に乗車!
龍王峡を後にし、鬼怒川温泉に戻ってきました。
ここから、一大イベントとも言える、SL大樹6号に乗ります。
SL大樹6号は、日光夏の花火とコラボレーションし、なんと、大谷川橋梁でなる汽笛と同時に花火が上がり出すそうです!
その様子を一目見ようと、沿線にも多くの人が集まりました。
限定プレートを掲げて運行します。
うーん、まだ明るくないか?
と思っていたのですが、大谷向駅で、時間調整の運転停車が行われました。
車内は、ツアー客もいて、ほぼ満席。
そんな中、大谷川橋梁の上で、ついに花火が上がりだしました!
写真にはうまく収めることができなかったのですが、車内からも歓声が多くあがっていました。
沿線では、今か今かと待っている人も見えます。
手を振ってくれる人もいて、振り返すのもとても楽しいものです。
下今市に到着後、大樹5号・6号に乗車した人に限り、転車台広場に入場して花火を見ることができます。
もちろん、転車台イベントもばっちり見れますよ。
花火は、う〜ん、うまく撮れないですねぇ……。
花火のうまい撮り方を知りたいです。
下今市駅駅舎も、昭和レトロな感じになっています。
SLに乗らない場合でも、下今市駅だけで楽しむことができそうですね。
この後は、買い出しをして、鬼怒川温泉のホテルに戻りました。
1日目は、北へ南へと、とても慌ただしい日でした。
2日目のレポートは、近々投稿します。
それでは、また、後編で。
お読みいただき、誠にありがとうございます。 サポートをしていただけると、今後の活動の活力となりますので、よろしくお願いします!