前世で得意だったことが今世も得意だとは限らない
7月、夢を見た。
ヨーロッパ人風の男の人。
細身で繊細な人。
何だかあまりにも柔くて、大丈夫かな?と心配になってしまう。
彼は私の前世だという。
いつの時代かな?
どこの国かな?
そこまでわからなかった。
でも昔だけど、そこまで古すぎない気もする。
髪型は、長めのショートというか短めのミディアムくらい?な感じでストレートヘア。
髪型からして、たぶんそこまで昔すぎないよね?ってイメージ。
彼にはとても得意なことがあって、
おそらくそれを生業としてたよう。
でも、とてもとても辛いことがあって
それが嫌になったらしい。
いったい何がそんなに辛かったのかまではわからなかったけど
それを知りたいとは思わなかった。
だって私は、今世での辛かったことですら忘れたいくらいだから
そんな前世の辛いことも思い出したくない。
彼のその得意だったことは、現代のコノハは全く得意ではない。
むしろその方面の才能はない。
コノハがそれをできないのは
彼がそれを嫌になってしまって、やりたくなかったからだって。
とても辛そうだった。
私はこの日、はじめて彼を見て彼を認識したけど
彼は、今までずっと、私と一緒にいたんだ。
私が今世で人生を通し、いろいろなことを学んでいる中で
彼も私と一緒に、今世でいろいろなことを感じ、
私の感じた空気を一緒に感じていた。
そうして…だんだん彼はしがらみが抜けたようになっていった。
そして彼は前世の世界に戻って……
自分が生きていた時代の中で、また自分が得意だったことをやっていた。
その時の彼は清々しくなっていて、とても素敵だった。
清々しいだけでなく、より人間としての深みは増しているように感じた。
嫌になっていたことだったけど、
でも、彼は本当はそれがとても好きだったんだ…。
目が覚めて、思う。
いやいやいや、ネタでしょ!?と。
さすがに、前世とはいえ自分にあの才能があったとは思えない。
(本当に才能がなくお恥ずかしいので、たとえネタだとしても、それが何かは伏せさせていただきますw)
あくまでも夢の中の設定で、ただの創作された夢かな?と思った。
が、ところがどっこい(古い)
どうやら、本当に前世っぽかった。
以前、「来世の夢」という記事を書いた時、
「苦手なことを克服することで、より生きやすくなる」というニュアンスのことを書いたが
決して、今世で頑張ったことが来世でも出来るとか得意になるわけではない、と感じたので、そこは訂正したい。
「克服した苦手なこと」は「本来得意なこと」とは意味が違うと思うので、若干話がズレるかもしれないが。
前世で得意だったことが、今世で得意だとは限らないわけで
だから、今世で得意なことが来世でも得意なことになる…とは限らないんだなと実感した。
実際にそういう話は聞いたことがあり、
前世で出来たことでも、嫌気が差すともうやりたくないと思い、来世では出来なくなったり
あるいは、次の生では別のことを学ぼうと思うと、前世で得意だったことには手を出さなくなったり…ということもあるそうだ。
また、遺伝や家庭環境も影響するだろう。
さて、夢に現れた彼が本当にコノハの前世か否かだが、
私には彼が得意だったことは出来ない。
だから、冗談でしょう?と思ったけど
それでも、彼は私であるのかと自分に問うと、全く違和感はない。
だって、めちゃくちゃ感性や気質が似てたから。
性別も見た目も違う、得意なことも違う、
性格については似てるところもあるかもしれないけど、全く一緒ってわけではないように思う。
でも、感性とか、潜在的に感じるものが、本当に一緒って感じだった。
私は彼のことを大好きだなって思った。
彼は自分のこと、好きだったのかな?
私は、あんまり自分のことが好きになれなかった。
でも最近、けっこう好きだなって思えるようになった。
彼は自分のことをどう思ってたか知らないけど
客観的に私から見て、とても素敵な人だったから
もしかしたら、今のコノハも自分で客観的な目で見たら、あんなに素敵だって思えるかな?
そんな話を含めつつ、この間、スミレさんやモコモコさんたちと
スタンドFM内で前世にまつわる話をしていた。
「前世は知らなくて良いという話」という記事にも書いたが
昔、私はチャネラーさんに前世を視てもらったことがあった。
私はチャネラーさんに「地球の転生は非常に少なく男の前世ばかり」と言われたが
やはり、それはどうやら違うという話になり
チャネラーさんから言われたよりももっと転生してるようだし、女の前世もおそらく何度とあるようだ。
そんな風に、私は前世のチャネリングを受けたことがあったが、
チャネラーさんに前世を視てもらうことは、あまり自分のためになることではない。
前世の霊視やチャネリングというのは、どうしても正確に視るのは難しいものだ。
そもそも、前世は無理に知ろうとするものではない。
前世を知るよりも “今” を生きることが大切だからだ。
前世を覚えていたら “今” を生きるのに邪魔になるだけなので
今世をしっかり生きるために、前世は忘れて生まれてきている。
でも、時に思い出す場合もあるが
それは、必要な時や知っても良い時に現れるのだろうと思う。
今回、私の夢に前世の彼が現れたのは
現れて良い時期だったからだろう。
たぶん、私自身のクリーニングが進んだのが要因だと思う。
(クリーニングについて)
私のクリーニングが進んだことで、彼自身もクリーニングされているイメージだった。
スミレさんが
「今世で自分が救われると前世の彼も救われる」
と言っていた。
“救われているということ”
彼はそれを教えてくれたのかな?と思う。
私が自分の前世を知ったのは
クリーニングが要因ではあると思うが、
勘違いしてはいけないのが
“クリーニングは前世を知るためのツールではない”
ということ。
クリーニングをした結果、前世を思い出す…ということもあるけど、
必ずしも前世を思い出すわけではない。
前世を知りたいがためにクリーニングをしても、
おそらくクリーニングは上手くいかないだろうと思う。
クリーニングとは、インナーチャイルド(ウニヒピリ)の気持ちに素直に生きて
自分らしく、より良い人生を歩むためのもので
決して、自分の前世を知るためのものではないし、
まして自分の願望を叶えるためのものではない。
そういった執着や願望があると、クリーニングは進まない。
さて話が変わるが、
前世の彼は「得意だったことが嫌になって出来なくなった」のだと言っていた。
実は私も、子供の頃大好きだったことがある。
絵を描くことが好きだった。
だけど、10代の後半に差し掛かったあたりからか20歳近くだったか、絵を描くことができなくなっていった。
自分で認識する大きな出来事やきっかけがあったわけではないけど
おそらく、小さな物事が積み重なっていったいろいろなことが原因だった。
前世の彼ほどの理由ではないかもしれないけど
「好きだったことができなくなった」ということでは私も同じだった。
“記憶は繰り返す” という。
前世で克服できなかったことは
今世でも似たようなことを繰り返す。
それは、特に前世を覚えているとかは関係なく、
前世より成長できていないと、今世では同じようなことを繰り返していたりする。
私が子供の頃に好きだったことは、クリーニングをすることで、また自然と好きになれることだ。
好きだったことが好きではなくなってしまうことって悲しい。
また純粋な気持ちで好きでいたい。
でも「好きでいたい」いう気持ちにこだわることもなく…。
“克服”って、クリーニングすることでもある。
クリーニングは自分自身を綺麗にして
本来のありのままの素直な自分の姿に戻るためのものなので
理想の自分に変わるとか、自分ではない自分になるとか、そういうものではないから、
“克服” っていうとちょっと誤解があるかもしれないけど。
ちなみに、前世を思い出すことは、記憶を増やすということだ。
その思い出した記憶の分、よけいにクリーニングをすることが必要になる。
私も前世の彼のことで少しこだわってしまった部分があったので、
その後のクリーニングには一生懸命だった。
でも、彼が癒されていく姿を見て
それはポジティブな情報だったし、前向きな気持ちで前世を知ることができたのは良かったと思う。
また彼に会いたいと思うけど
同じ魂の中にいるから、きっといつも一緒にいるんだろうな。
夢に見たその日から、なんだかいつも一緒にいるように感じる。
2022年7月16日の夢
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