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好きなことが増えていく

自分を見失っている時って
自分の好きなことや、やりたいことがわからなくなる。


私は子供の頃、好きなことや趣味がいくつかあって、
純粋に好きなことを楽しんでいた。


しかし成長するにしたがい、大人に近づくにつれて
その好きだったことや趣味が、好きではなくなっていったり、
それをすることが辛くなっていった。

それ以外にも、辛くなったわけではなくて好きでやりたいのに、
周囲に納得されなくて離れてしまったこともあった。


そういった趣味のうちの1つは、何年も前に徐々に復活して、気が向いた時にやるようになった。

ちなみにその1つの趣味は手芸だ。
これは、何だかいろいろと億劫になってしまってたけど
おそらく傷は浅かったので、割と自然に復活してくれた。


また、ある1つの好きなことについては、以前少しこだわり過ぎてしまった節があった。
また昨年、少し執着が大きくなってしまったが
あれからクリーニングが進んだせいかもしれないが、あまりこだわらなくなった。
もちろん、やったら楽しいけど、やらなくても良いかなと。
と、そんなことを言ったら「どっちでも良いってことは大してやりたいことじゃないんだね」と言われそうだが
そういうわけではなくて、強いこだわりや執着は無くなったので、気持ちが前のめりになった時にやりたいなぁと思う。


そして、他にも新たにやりたいなと思うことや、興味の出てきたことが最近あって、
あんまりいろいろなことに手を出すことができるほど器用ではないので
その時にやりたいことを楽しみたいなと思う。

新たに興味のあることは、本当にちょっと趣味程度で遊んでみたいな、というくらいなので、本格的にやるわけではないけど
そんな風に、その時に好きだな、やりたいなと思うことを楽しみたい。


他には、ちょっと根深かったけど
前々回の記事に少し書いた、子供の頃に好きだった「絵を描くこと」についても、
こだわることはなく、純粋に描きたいと思う時に描けたらいいと思う。



自分を見失うと、自分の好きなことがわからなくなるし

精神状態があまり良くない状態だと、
趣味というものが無くなってしまうこともある。


私は過去に精神的に病んでいた時期があり、
うつ状態になっていて、恐らくそれが割とピークの頃だったと思うけど
本当に趣味が全く無くなってしまったことがあった。

大好きだったことは、全く楽しめなくなった。

思い返したら音楽とかはよく聴いてた気がするし
(病院で処方された)薬を飲んでセロトニン増えてhighになる元気になることは度々で
だから遊びに行くことはあったし、元気な時はライブハウスとかにも行っていた。

(あとそういえば、うつだったけど寂しい病でもあったな…)


だからたまに友人と会うことがあった。


当時まあまあ会うことがあった友人は、会うと

「最近の趣味って何?」と聞いてくる。

趣味のない私の口からかろうじて出てきたのは「寝ること」だった。

私は「寝ること」と答えた。

すると友人は、
「寝ることって!生産性ないなぁ…」
と言った。

その友人の趣味は「食べること」だって。


いやいや、

寝ることも食べることも大して変わらなくない?
と思うのだが

友人曰く、「食べること」は生産性があるから良いんですと。

それを言ったら、「寝ること」だって生きる上で必要なことだし十分に生産性はあると思うけど😱


昔、松浦亜弥が「趣味は食べることと寝ること」と言ってた記憶がある。
芸能人もそんな答えをするわけで、だから別にそれらが趣味でも全然問題ないと思うのだけど
よくよく考えたら、松浦亜弥は歌ったり踊ったりを普段から仕事にしてるので、そんなアイドルの趣味が「歌やダンス」だったら全く意外性がないし、逆に「食べることと寝ること」が趣味だとオフの彼女をちょっと知ることができた気分になれるし、そしてアイドルだからこそ許される趣味なのかもしれない…などと考える。

まあでも、誰が許すとか許さないとかは関係なく、「食べること、寝ること」が純粋に趣味だというなら良いのではとやはり思うw



と、何だかよけいな話をしたところで
話は戻るけど、


そんな友人との会話があったので
次回、また友人に会った時に趣味を聞かれたら何て答えようかな…と考えていた。


その頃、私は虫歯ができてしまったので
それ以来、歯磨きを以前より丁寧に、そしてよく歯を磨くようになっていた。


そこで、

そうだ!と思い立った私。


今度また友人に趣味を聞かれたら
「歯磨き」と答えることにしようと思った。

「寝ること」よりも「歯磨き」の方が趣味らしいし、生産性もあるではないか、と思う。

この時、本当に名案だと思った。

「今日から私の趣味は歯磨きだ」



それからしばらくして、
またその友人と会う日が来た。


友人は私に聞いた。

「最近の趣味って何?」


「歯磨き」

私は自信を持って答えた。



友人から返事がない。


あれ?



友人の顔を見ると、目を細め、ジトーッと私を見ていた。

その細めた目は、白目を多く占めたように見えた。


友人は、しばらく無言だった。


え?

私そんなにマズいこと言った?



しばらくそのジトーッとした目で見られ、無言が続き、


やっと口を開いた友人は


「それは結構なご趣味で…」

と、表情はそのままに言った。


たぶん、返事はそれだけだったと思う。


その後は普通の会話に戻ったと思うけど…


どうやら趣味が「歯磨き」はあまり好ましくないようだ。

そこまでマズい回答だったのだろうか😱




そんな風に、私は好きなことを見失い、
趣味が無くなってしまったこともあったけど


こんな風に、好きだったことがまた好きになれたり、
気持ちが緩和されたり

そして、さらに好きなことや興味のあることが増えて

嬉しいなと、心から思う。

こんな気持ちになれたことに感謝している。



インナーチャイルド(ウニヒピリ)に素直に生きることによって、自分自身を取り戻す。

すると、見失ってた自分の好きだったことが、また好きだって思える。


好きなことを好きだって純粋に思えるためには、
インナーチャイルドと仲良くすることが大事だ。


インナーチャイルドと生きること。

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