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2022年に動かしたTRPGのPC達

 PC達まとめ記事も三年目です。顔画像をクリックすると各々のキャラシに飛びます。ところでnoteくん、エディター結構変わったねえ?

 デカいキャンペーン卓のSGMとして駆けずり回っていたせいで、純粋にPL参加した卓が少なかったです(それでも二年前と同じだけど)。
 シノビガミの流派ブックやDX3のサプリメントを買いつつ、冒険企画局の様々な盛り上げっぷりを眺めながら、今はリプレイコンテストどうなるのかな……と、遠くから新しい試みを見ています。
 この試みで結構面白いなーと思ったのは、同人シナリオとは違って、コンテスト対象のシナリオトレーラーにはPCの表ハンドアウトが載っていないんですよね。冒企としては表ハンドアウトはオープンにしたくない要素なのかな~。

 ビガミの方のシナリオ、御斎学園と舞踏会が脳内でうまく繋がらなかったのでシナリオ買っちゃった。回すかどうかは未定です。

桐生ゲンジ(シノビガミ)

初めての私立御斎学園PC。わかりやすい飛傘高所マン

 シノビガミの公式シナリオ集「正忍記・認」掲載、河嶋陶一朗先生作『黒星祭』PC1。恋愛王者モテキング ~モテ頂上決戦~ というノリのお話。そんなシナリオにナチュラルボーン上から目線蹴落としクズ男を出した。

 自身の生まれ持った地位や容姿を利用して世渡りする男。生徒会役員ではあるものの、下記の設定のためブルジョア庶務ということになっています。イメージは乙女ゲーでいそうな俺様系。でも舞台は男子校(このシナリオはPCの性別指定はありません)。乙女ゲー要素、皆無!!!!!!!!!!

六星はこのシナリオでモテキングを目指す者達を指す。本当に酷い設定だなこれ

 シナリオは河嶋シナリオだから何かしらあるよね~~ッ!という感じ。でも起承転結の転に到るまでにもうちょっと伏線張ってくれ!!
 ゲンジは大変な大変な、大ッ変な目に遭い、初めて使命が詰みになりました。これは使命達成が難しいと判明した瞬間手を引いてしまったのもあるのですが、新しい使命もいい感じに設定できたし、同卓PLもPCも最高だったので、今はこのメンバーでやれてよかったな、という気持ちでいっぱいです。
 凄いシナリオだったけど、わたしは回せないタイプのシナリオだな~。


東かぶれのクァル(りゅうたま)

こんな顔して礼儀作法持ってるの絶対嘘だろ

 りゅうたまのルールブック掲載のシナリオ、『雨の草原で』に出したノーブル。こんなキャラになった理由の8割が職業の例にサムライって書いてあったから……が占める、コレガヤリタカッタダケーの塊みたいな男。

 『雨の草原で』は大ボリュームというわけでもなく、移動距離も短いんですが、弊卓はそのコンパクトさをPC達の濃いRPが包み込んだ結果、予想以上の満足感が得られた卓でした。
 どれくらいみんなが濃かったかというと、目的の街に着いた後の会話が「安くて広い宿を探すんだよ!」「○○さん膝無理しないでね」「(道中縫えなかった)テント直そう」「修繕道具は買わなくても大丈夫?」「道具は買うんじゃないよ借りるんだよ」だったくらい。
 みんな自分のやりたいことを優先していたんですが、それでもPC達のバランスが取れていたので面白かった。

クァル? あいつはラクダさんに髪を食べられてたよ

透空すく(シノビガミ)

元土蜘蛛なので目が蜘蛛っぽいんですよ

 シズナガーデンさんのシナリオアンソロジー「十忍十彩」掲載、Isaak.Sさん作『壊・世界秩序ヱクスターミネートワールドオーダー』PC1。子種を作れず授かれないため、土蜘蛛の里から捨てられて、拾われた先の研究所も失った孤独なこども。

 結構難産だった。というのもこのシナリオのPC1は「PC2に『生きろ』と言った」ことが確定しているんですが、何故そう言うに至ったかの理由や指定がないんですよね。
 なので世間と隔離された無性にし(相手の性別・境遇に関わらず対等に接する)、戻る場所を無くし(PC2に興味を向けやすくする)、己の価値が無いと嘆く(PC2に価値がある=生きる意味があると伝える)といった設定を練り、細かいところは当日フリースタイルでなんとかRPすることにしました。

PC1ならこれくらい押してもいいと思う

 その後はトントン拍子でお話が進んでいき、無事完走。難易度が高いシナリオでしたが、難易度上昇要素に挑んだ場合の勝利報酬と、絶望だけではない、一握の希望が見えてくるバランスが見事で、思った以上に肩の力を抜いて遊べました。セッションが始まる前にふせったーで皮算用してたら作者さんにいいねされたのも、今では良い思い出です。


クーレット(Dead or Alice)

クーレットは牛の部位のイチボの別名らしいよ

 巫女瓜さん作・GM『Scum of Alice』PC1。救世主の圧政に虐げられてきた善良な(本当に?)代用ウミガメの末裔。初末裔で初複合型ビルド。そんでもって今年一番大変なことになっちゃったPCじゃないかな~~!!

 代用ウミガメ(=ウミガメのスープの擬獣化)の末裔なので被食願望と共に、敵への殺意になっても味方への衝動にもなっても美味しいカニバリズム要素を振りかけたPC。作成当初は愛3でメインウェポンが愛毒でしたが、心の疵が両方埋まったと同時に愛2猟奇1で牽制を振り回すビルドにチェンジ。結果、条件を満たせば最大7点軽減できるカッチカチ末裔が爆誕。
 まだ未公開なのでシナリオには言及しないでおきますが、お茶会の成功率が芳しくなかったり、PC2のエリーさまが自力で切り札発動条件を満たしたりと、ドラマチックな展開の中裁判に勝利! ……したのです……が……

心の疵兼願望の「食べられたい」を叶えてもらい、ロストしました。

 は~~~~~やりきった!! ロストしたけれども綺麗な終わり方になったため、個人的には非常に満足がいったエピローグになったんじゃないかな……と想います。これでロスト3人目ですが、今までの内訳が「殺される覚悟を決めて戦いで散った」「このまま生きていても欲望が満たされないので最後の一撃した」だったので、PC自ら命を差し出す経験は初めてでしたね。
 お陰で思い入れも一層強く、何かあるたびにインナークーレット回路がわたしに話しかけてくるようになりました。そう……例えば社食のランチの主菜が牛肉だったときとか……

アクキーまで作ったけど頼んだ印刷所がネット炎上していて笑えないぜ!!!!!!!!

番外編

 TRPG用にキャラデザをしておりました。でかでかマフラーの子とぼろぼろインナーの子がお気に入り。