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やさしさの育て方(016)

こんにちは、紺野うみです。

自分にとって、「嫌だな」「苦手だな」「赦せないな」という感情を与えてくる人。

きっと、これまでの人生に少なくとも、ひとりやふたりは居たのではないでしょうか?

傍にいるだけでマイナスな気持ちにさせられると、やっぱり相手を恨んでしまったり憎しみを抱いてしまったりすることも多いですよね。

でも、そんな時は……。

こうやって、そっと「想像」してみるのです。

今日は、あなたの心をいつまでも締め付ける、人へのマイナス感情を融かすために必要な「やさしさ」を育てるコツを、こっそりと。


相手を変えようと躍起になるから苦しい

たとえば、誰かになにか嫌なことや理不尽な想いをさせられると、人は「怒り」や「悔しさ」に心を焦がします。

その溜飲を下げるために、なんとか力尽くで、「相手のことを変化させよう」と思ってしまうのです。

「どうにかして相手を反省させないと!」
「思い知らせてやらないと気が済まない…」
「なんとか向こうの態度を変えさせなきゃ」

そんな風に、一方的にやきもきしたり、苦しんだりすることはありません。

あなたがその相手を「育てる」という立場にいない限りは、相手の「負」の部分まで、背負ってあげる必要はないからです。

いいですか? ……冷静に考えてみてください。

果たして本当に、あなたが自分の心を疲弊させてまで、その人を「変えてあげないといけない」のかどうか。

きっと多くの場合、そんなことはないはずなんです。

価値観が合わない。自分の美学と反する。それなら、そっと距離を置きましょう。

自分の価値観をぶつけに行って、その対立を経てから何かを変えようとするには、それ相応の根気や精神力を削る覚悟が要ります。

それくらい、「人の根本を変える」というのはシビアで、重い責任が伴うものなのです。

相手に対してそこまでする義務や愛情がない場合は、そもそもあなたが自分の大切な人生を使って、振り回されにいかなくていいはずなんですよ。

まずは、ささくれ立った自分の気持ちを、やさしくなでなでしてあげてください。


相手の孤独や痛みを想像してみる

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