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いつか花咲く種を蒔く(014)

こんにちは、紺野うみです。

もうすぐ、冬が終わる……。

そんなことを思うと、昔はなんとなくホッとするような気持ちになったものですが、最近はなんだか、地球の様子も人の様子もおかしくて、不安の多い世の中になってしまいましたね。

ともあれ、私たちの人生の中にも「不遇の時間」や「報われない時期」というものが、誰にも必ず訪れるものです。

それを「人生の冬」だとすれば、一生懸命がんばって動いているのに、なかなか「成果」というものが出てこない……そんな苦しみがつきまといます。

だから私はいつも、自分の心に「焦らない、焦らない」と言い聞かせながら、こんなイメージをしているんです。

今はただ、いつか花畑になるかもしれないときのために、一生懸命花の種を植えているところなんだって。


現代人は「成果」を急ぎがち

近年、時の流れがどこか目まぐるしく感じられるようになってからは、特に私たちの心には「余裕」がなくなってきたように思えます。

何かを始めたら、その成果はできるだけ早く、効率的に獲得できなくてはならない。

悠長に、育つのを待っている時間はない。

すぐに使える即戦力を求めたり、役立たないと思ったものはすぐさま切り捨てたり。

いささか、雑で乱暴な社会になってしまっていると思ってしまうのは、私だけでしょうか……?

前提がまったく違うと怒られてしまいそうですが、そもそも農業が主だった頃の日本人の生活は、とにかく地道に手間を惜しまず、コツコツと努力を積み重ね、やがて得られた成果を喜ぶだけじゃなくて、丁重に神様や自分以外の存在に向かって感謝をしていたものでした。

多くの人が、地球の自然に寄り添い、その恩恵に生かされながら互いを支え合い、つつましく暮らしていたように思えます。

今はもう、その頃とは全く違った社会の仕組みができあがり、私たちはそのレールの上で、一生懸命走り続けているような気すらするのです。


成果を楽しみに「積み重ねる」ということ

たとえば、何かに挑戦しても、挫折するのが早すぎたり。

疑問に対する答えをすぐに得ようとするばかりで、自分の心でかみ砕くことをしなかったり。

「辛抱」が足りない、という表現を使うと「ひと昔前の根性論か⁉」という誤解が生まれてしまいそうなのですが、私は自分の信じたことや、決意したことに対しては、結果を得たいと思う欲求に対して「辛抱」をすることが肝要なのではないかと思うのです。

本当に成し遂げたいことや目指したいものがあるのなら、報われないときが長くとも、自分を信じて突き進むということも、大切な場面は必ずあります。

大抵の物事には「壁」や「障害物」がつきもので、目指すものが大きければ大きいほど、そのハードルは高かったりしますよね。

でも、そういう「苦しい局面」でこそ、「心明るく成果を夢見て、楽しみにしながら積み重ねる時間」が必要。……私はそう思っています。

そのイメージが、私の場合はツイートで書いたような「花の種まき」だったりする。

皆さんの場合は、どうでしょうか?


めげそうになった時の合言葉「神様に貯蓄」

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