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ほっこりの交し合い(037)

こんにちは、紺野うみです。

この先の世界、一体どうなるんだろう……?

今、世の中にはそういう「漠然とした不安」がはびこっていると思います。

オリンピックは本当に開催されるのだろうか?
日本の、世界中の経済は大丈夫なんだろうか?
私たちの将来は、どうなっていくのだろうか?

そんなことを考え出したら、もうどこか心がソワソワ落ち着かなくなってくることでしょう。

……でも、私は思うんです。

「不安」はまるで、心に広がる「霧」のようだなって。

立ち込めたそれは、私たちの足元や手の中にある「幸せ」を見えにくくさせると思う。

これまでの長い歴史の中や、現代においても他の国には、もっともっと「生きるか死ぬか」の恐怖や不安を抱えて、リアル(現実的)な痛みや苦しみにもがいている人がいるわけです。

そんな痛みや哀しみを想えば、今の自分はどれほど恵まれているか。

すでに持っているもの、置かれている環境の中にも、たくさんの「幸福」を見つけることができるはずですよね。

それを健気に感謝して、一歩ずつできることややるべきことをやって、謙虚に進んでいく――それだけでも、十分すぎると思いませんか?

さらなる「完璧」だとか、「良い暮らし」や「恵まれた環境」を求め始めたら、切りがありません。

だから私たちは、こんな時こそ。

自分たちで「幸福の種=ちょっとほっこり」するようなことを、見つけ出したり交換したりして、励まし合いながら生きていくのが一番だという気がします。


不満なんて探し始めれば無限にある

あのね、この世に「完璧な人」なんていないよって、よく言うじゃないですか。

だから、そんな人たちが生きていて、作り上げている世界なんだから、「完璧な場所」なんてものは、まず存在しないんですよ。

何かに「文句」や「不満」を言い始めたら、それこそ一生でも見つけ続けられるはず。

でも、厄介なのが「幸せ」や「希望」を見つける方が、私たちは苦手としているっていうこと。

いつまでたっても、どこか満たされない心を抱えている人が、この世にはたくさんいる気がします。

でも、一日一日を「生きられる」ことだけでも、本当はありがたいことなんですよね。

ましてや、健康な体でいられること。

雨風をしのげる、住まいがあること。

食べ物や水を、普通にいただけていること。

たったひとりでも、理解者がいること。

これらが揃っているなら、そこにはすでに「ささやかなように思える、大きな幸せ」があるのだと思います。


今の自分にどんな幸福が見つけられるか

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