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投げ返さない生き方(095)

こんにちは、紺野うみです。

自分以外の人と過ごす時間が長い場合、たとえ目には見えなくとも、あなたがその相手から受け取っているものは多いです。

それが素敵な贈り物なら、どれだけ受け取っても「ありがたいこと」なのですが……。

マイナスなものを差し出されたときは、どうしますか?

よくないものを受け取ると、人はついつい、それを投げ返したり別の人にパスしたりしたくなってしまうことが多いです。

あなたなら、どうしますか?


「仕返し」をしたくなる心

人からひどいことをされたり、嫌な気持ちを受け取ったりすると、どうしても「くそー、やり返してやりたい!」という感情が芽生えたりもしますよね。

でも、そこで「同じもの」を「同じ方法」で相手に向かって投げ返すことは、めちゃくちゃ簡単なことなわけです。

わかりやすいように、例えてみましょうか。

幼児に泥だんごを投げつけられたときに、その相手に向かって、こちらも泥だんごを投げつけて仕返しをするのは容易いことですよね。(※幼児というのは、年齢的にという意味でなく、心のレベルのイメージです)

でもそれは、自分が精神的に幼児と同レベルだった場合に、選ぶ手段なのではないでしょうか。

あなたの心がもっと大人なら、幼稚園児相手に、それをしようとは思わないですよね。

その行為が、どれほど相手を傷つけるか諭したりだとか、別の方法で自分の想いを伝えることができるはずなんですよ。

自分が受けた怒りや哀しみを、相手にそのまま返すのは、相手との「衝突」であり全面戦争です。

それをすることなく、伝えるべきことを伝えたり、悪い循環を善い循環に切り替えたりする能力が、自分の人生を心美しく生きてゆくためには不可欠です。


「やわらかさ」を意識する心

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