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陽だまりの居場所(008)

こんにちは、紺野うみです。

この世で孤独な想いをしている人は、きっと抱えきれないほどの「淋しさ」を感じながら、やっと生きているのではないでしょうか。

そんな人たちが「求めていること」がなにかと言えば、それは「居場所」に他なりません。

「ここにいてくれて、ありがとう」
「あなたは、ここにいていいんだよ」
「私は、あなたがいてくれてうれしい」

そんな「愛」ある言葉や想いは、誰の心も等しく、切に求めているものなのです。

それなのに、世の中には誰かの「居場所」を奪おうとする人がいます。

でも、奪う人がいるなら、作り出す人がいればいい。

私は、そう思うのです。

あえて、もう一度問いかけたいと思います。

「居場所」を作るって、大変なことだと思いますか?


「居場所」とは何か?

「居場所」と聞くと、誰かのために家を用意し、服や食事を整えることなのかな……、とイメージする方もいるかもしれませんね。

でも、すべてをお膳立てして代わりにやってあげたり、守ってあげたりする、という意味ではないんです。

ただ、懸命にがんばっている人の心が、安心して羽根を休めることのできる「止まり木」のようなものになれればいいのだと、私は感じています。

辛く苦しんでいる人の心は、いつだって必死に息継ぎをしながら、岸を求めて泳ぎ続けているようなもの。

その人のそばをたまたま流れていた、木の板程度だっていいんです。

束の間でも、掴まらせて休ませてあげるとか、そういったことのできる人であれたなら。

そういった、小さくても温かい「陽だまりの居場所」を作ってあげられる人が、この世に一人でも増えたなら。

もう少し、この世の哀しい出来事は、起きずに済むような気がしませんか。


誰かの居場所を奪う人たち

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