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心の「孤独」をなくしたい(033)

こんにちは、紺野うみです。

先日、以前ご相談を寄せてくださった方から、ご連絡をいただきました。

その方は、私が贈らせていただいた言葉を丁寧に受け止めてくださった結果、その後、良い方向に向かいつつあるとのこと。

そのメッセージの中でも、「世の中、目に見えるものだけがすべてではないんだな~と実感しました」と言っていただけたことが、とても嬉しかった。

何しろ、私の「書くこと」のコンセプトは、「目に見えなくても大切なことを、心と言葉で伝えたい」ということですから。

目には見えないものや形のないものから、いかに「人生にとって必要なこと」をキャッチできるかは、大きな意味があります。

でも人は誰しも、自分一人の力だけでは、そこを掴むのになかなか苦労するものです。

だからこそ「私を信頼して相談をしてくださる」ということや、「言葉を見つけて、受け止めてくださる」ということも、かけがえない「ご縁」の結果。

私の言葉が、必要な人の所に届くという「ご縁」も、当然神様が結んでくださっているわけなので、本当に一つひとつが感謝なんですよね。

こうやって「ああ、私の小さな行動も、誰かの幸福につながっているんだな」と気づかせていただけるのは、とにかく「心の相談屋さん」とか「物書き」として冥利に尽きます。

一生懸命、心を込めて書き続けてよかったと、心が報われる瞬間です。

そんな私の執筆に対する目標のひとつに、「この世の人が、自分を愛せるようになる術を広げる」というものがあります。

その理由は、「心の孤独」をなくしていきたいから。


私も昔は自分を愛せなかった

私が一番人生で苦しんだ時期は、今から数年前なのですが、その頃はとにかく心が「孤独感」に支配されていました。

その頃は自分に対する愛情や、評価がどんどん下がっていた時期。

仕事を続けるためにも、人とのコミュニケーションも鎧をまとった状態で、なんとかだましだましやっていた状況でした。

自分の苦手や足りないことばかりに目が向いて、ひたすら「こんな自分はダメだ!」っていうことばかり考えていれば、自信なんてどんどん落ち込んでいきます。

人からの評価や、顔色ばかりを気にして過ごす日々は、とても息苦しくていつも不安でした。

そのせいで、本来はできているはずのことも失敗しやすかったり、好きなことを自ら放棄して忘れようとしたり、得意なことにも心を集中させることができなくなる。

……どれもこれも、考えてみれば当然なんですよね。

自分自身が、自分を追い詰める敵になっていて、自分を応援できていなかったのですから。


目をそらしていた「自分」を知る

このままではいけないと、私はその時の仕事から離れ、改めて「自分の心が何を望んでいるのか」を1から考えることにしました。

その時から、私は自分自身が自分に対して持っていた評価を、一度リセットするつもりで「自己分析」を始めることに。

自分の心の中を、時間をかけて丁寧に探ることを繰り返しながら、私はこれまで無視して見ないようにしていたらしい「自分にとって都合の悪い自分」がいると気がつきます。

たとえば、「怒り」や「反発」の感情を持つ自分。

私はこれを「存在しない」と思い込むことで、無意識に本音を抑えつけていました。

これは、ある意味で心穏やかに仕事をこなし、胸の中に不平不満や矛盾を生まないためにやってしまっていたわけですね。

今思えば、このプロセスは「蓋をしていた先に隠されていた、自分の本当の心」を探す旅のようでした。

でも、この「本来の自分を見つけ出す」ということは、ありのままで着飾らない自分を「愛する」ためには、確実に必要なことだったんです。


正しく自分を理解したら「生き方」が見えてきた

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