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手を離れていったとしても(055)

こんにちは、紺野うみです。

皆さんは、これまでにどんな「素敵なご縁」に恵まれてきましたか?

きっと、ひとたび考え始めれば、さまざまな人の顔が思い浮かんでくるのではないでしょうか。

でも、少し切ないことでもあるのですが、「ご縁」の糸というのは「結ばれる」こともあれば、手から「解けてゆく」こともあるもの。

今日のお話は、ご縁の不思議について、そっとお届けしたいと思います……。


ご縁の糸が解かれるとき

人は誰しも、その人生の中で「出会い」と「別れ」を経験します。

それも、山ほどの。

「出会い」の素晴らしさは、「これもご縁だね~」などと言って、素直に喜べることが多いものかもしれません。

でも、「別れ」のそれも確かに「ご縁」のかたちであると、あまり認識している人は少ないようにも感じます。

それまでご縁が繋がっていた誰かと……

「想いが通じ合わなくなってしまったり」
「なぜかタイミングが噛み合わなかったり」
「突然に避けられるようになってしまったり」
「急に離れなくてはならなくなってしまったり」

……このようなことがあると、私たちの心は大きく揺れ動きます。

「なぜだろう」「何がいけないんだろう」「どうすればいいのだろう」と、その運命にあらがいたくなり、苦しむことは珍しくありません。

特に、恋愛にまつわることや相手では、こういったもどかしさに悩む方がとても多いと思います。

でも、あなたが誰かと誠心誠意向き合っていて、それでもそのご縁が解かれるときが来たら……。

それについて、自分自身や相手のことを、あまり責めないようにしてあげてください。

「あぁ、この人とのご縁は、いったん解かれるときなのかもしれない……」と、肩の力を抜いてみてほしいのです。


執着を手放すこと

そのご縁が、あなたにとって大切であればあるほど、「どうしても手放したくない!」「どうにかして繋ぎとめたい!」という想いがこみ上げてくるかもしれません。

ですが、その「執着」に振り回されすぎて、視野を狭めてしまうのはもったいないことが多いから。

その「別れ」というのも、「あなたの人生にとって意味があるから起きていること」であるのは間違いないのです。

たとえば、それまでその相手が占めていたあなたの心のスペースを、そっくり空けてみることで、なにか新しいものが飛び込んでくるかもしれません。

それは新しいご縁かもしれませんし、新たにチャレンジするべき物事かもしれません。

もしくは、その「別れ」をきっかけに、あなたが得るべき大切な学びがあるのかもしれません。

それこそが、あなたをまた一歩成長させるための、起爆剤となる「痛み」だったということもあるからです。

自分が「これは大切なご縁だ」と思う人と、ご縁が解けていきそうだというときは、それがドロドロとしたような「執着」になっているかどうか、そっと考えてみてください。

もし、そうなってしまっているような気がしたら、その「執着」こそが、あなたの新しい一歩を邪魔してしまっているかもしれませんから、なるべく早く自分自身の心を「自由」にしてあげましょう。


「これも、ひとつのご縁のかたち」

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