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ここ半年の写真50枚+5枚

このマガジンのタイトルは「日常の編集」としましたけど、「写真を撮る」というのは日常の編集そのものだなと思います。

今年に入って撮った写真の中から、自分が好きな50枚と雑感をランダムに載せます。写真日記です。

亡き義母のガラケーのデータを復元した。俺の知らない妻の写真が出てきて、いっしょに見た娘は、自分が生まれるずっと前の世界が存在していたことを不思議に思っているようだった。

結婚記念日。家にいると「夫」や「父」や「妻」や「母」を演じているので、たまに二人で飯を食うと新鮮で良い。戦友との休息。

ポートレートの緊張感があった。いかがわしいものでshootしようとしているのに、彼は俺を敵だとは見なさなかった。

『カメラは、撮る人を写しているんだ。』と『読みたいことを、書けばいい。』は似ている。担当編集者が同じだからかもしれない。いい本ができた。

担当著者の新刊イベントへ行った。

モンゴル料理屋で、羊丸ごと一頭を10人で喰らった。

吉祥寺でふと立ち寄ったギャラリーのオーナー。撮りたくなる佇まいをしていたので頼んだ。

雨や雪が降ると、いつもの景色が一変する。

いただきもののカステラ。色も食感も味も素晴らしかった。

新刊イベントで著者のワタナベアニさんと札幌へ。雪まつりの日だった。雪は人を子どもに帰す。

静寂の夜にはっぴいえんどの『しんしんしん』を歌いながら歩いた。気持ちよかった。

次の日の朝、Twitterを開くとaikoからリプが届いていた。ちょっと人生の変わる音がした。

幡野広志さんと辻敦さんとワタナベアニさんといっしょに、青山ブックセンターでトークイベントに登壇した。満員だった。忘れたくない日だなと思い壇上でシャッターを切った。

娘の主治医。78歳の紳士。こちらの体調が悪くなって行くのだが、いつまでも元気でいてほしいと願っている。

バーで飲むビールはおいしい。

新しいレンズをプレゼントしてもらった一枚目。晴れた日で、大きなレンズフレアをそのままにした。

大阪でイベントを終え、嶋津さんご夫妻とご飯。

レザーストア「スナワチ」オウナー前田将多さんと。ここのレザー製品を毎日持ち歩いている。撮ったのは直塚大成さん。

みんなが同じ方を向いている時、違う方を向いているものに親近感が湧く。

神保町はよい。

新潮文庫に自分の名前が載った。写真を撮った人として。

篠崎の書店「読書のすすめ」でトークイベント。店の小川さんとの対談形式だった。

一人っ子の俺は、きょうだいがうらやましい。

白洲正子が愛用したらしい「へちかんだグラス」。

人を撮るときは身体の「表」を撮ると情報量が増える、と『カメラは、撮る人を写しているんだ。』のロバートは言った。

遊園地はそこにいる人がみんな笑顔なのがいい。

母の日は娘と一緒に子どもになれる。

ワタナベアニさんが、パリのファッションデザイナー宮白羊さんと引き合わせてくれた。

新宿二丁目、aikoナイト。

大阪梅田にて『カメラは、撮る人を写しているんだ。』イベント。200人も集まってくれた。

横浜の野毛山動物園へ。

世界中からカメラ好きが集まるイベントにど素人が登壇。冷や汗が止まらなかった。

会社のある原宿はどんどん店や建物が入れ替わり目まぐるしいが、いろんな人がいておもしろい。

巨大な花束のよう。

トトロのような森の中に、ラピュタのようなものがいた。

人生後半、楽しそうだなと思った。

本のポートレート。表紙は本の顔。

人を撮るのがいちばん楽しい。

娘のドラム教室の発表会があった。つい最近まで赤ん坊だと思っていた人間が違う世界を見せてくれる。

冷蔵庫の奥で熟していたキウイでジントニックを作った。家にライティングの機材はないので、部屋の灯りを消してPCの光量を最大にした。

機内。

皇室御用達、最中の美味しい和菓子屋。

スーパーの駐車場で。

おつかれさまです。

阿部広太郎さんとコーヒーを飲んだ。店に向かう途中にここで撮ると決めていた。

仲のよさそうな二人の後ろ姿に惹かれる。

「こんな絵を描けたらいいな」という景色を撮る。

このまま異世界へ消えてしまいそうに見えた。

川へ。子どもは自然の中にいるのがいちばんいい。躍動する。

どこに行くにも、

いつもカメラを持っている。

有料部分は、6月に亡くなった父の生前の写真を載せています。

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