今野顕彰

株式会社BODY BASIC代表 元キックボクシング日本王者 41歳で第一子を授かるも…

今野顕彰

株式会社BODY BASIC代表 元キックボクシング日本王者 41歳で第一子を授かるも、息子が5ヶ月の時に 自身が悪性リンパ腫と診断を受ける。 2024年9月から抗がん剤治療を開始。 家族との時間や自身の感覚を記録するため ブログの方向性を変えて再開します。

最近の記事

抗がん剤治療にも通用した『スポーツ・競技』を通して培ったメンタリティ

検査の度に 先生から『流石ですね。』 などの言葉を言ってもらえる。 それは白血球などの数値がしっかりと元に戻っているからなのか? それとも普通に仕事などを 日常と変わらずにできているからなのか? 『流石ですね!』 と言ってもらえると嬉しい気持ちはあるけれど、 自分にしてみれば 『出来る事をしているだけ』だし 『やった方が良いと思う事、当たり前の事を当たり前にしている』 だけという感じです。 そして、 同じような病気の人、 状態の人がそう言った状態なのか? がいまいち想像

    • 『癌』という病気について(今野的視点)

      先日の『最大級の副作用がやってきた。』 という中で 様々な『身体からの気づき』を 感じる事が出来ました。 まずは 体感と副作用の内容が一致している事。 そこを感じられた事で 自分自身の身体と 自分自身の感覚、 そして、 自分自身が 『競技を通じて身体と向き合ってきた歴史』 に対しての自信と信用が深まりました。 この感覚が 『誰にでも通用する』 とは思いませんが、 こうやって、 多くの人が 『自分の身体・自分の感覚と対話する』 という事は 自分自身の生きていくうえでの 方向

      • 『副作用は突然に』③〜身体からの気づき・体感と科学〜

        前回まで書かせて貰っていた、 『最大級の副作用』がやってきた話。 ですが、 まずはこの副作用が起きた時の体感について書かせてもらいました。 それはいつも通りランニングを行おう。 と、思いジムのランニングマシンに乗ったときに 感じた『肺?付近から始まる、全身の痛み、苦しみ』 そしてそれを何とか続けようとした時の 『脳みそをキューっと掴まれたような感覚』 はっきりいって、 今回の抗がん剤治療の副作用の中で 『ダントツでしんどいですし、1番辛いのは今回の感覚でした』 この副作用は

        • 『副作用は突然に』②〜最大級の副作用がやってきた。むしろこれがメインだろう、、の回〜

          前回から書かせて貰っているのは 「最大級の副作用がきた」 そして 「そこから気づいた事・感覚」という話です。 (実際はまだ内容に入れていない笑) 今回はその内容に入って行きたいと思っています。 癌を治療していくに当たって、 「抗がん剤治療」 「抗がん剤の副作用」 と向き合っていく事はとても重要な事だと感じています。 この2つと向き合っていくにには 自分自身の心身(フィジカルとメンタル) 家族、仕事、ライフスタイル、環境など多くの事が 関わってきますし、 理解と協力が必要だ

        抗がん剤治療にも通用した『スポーツ・競技』を通して培ったメンタリティ

        • 『癌』という病気について(今野的視点)

        • 『副作用は突然に』③〜身体からの気づき・体感と科学〜

        • 『副作用は突然に』②〜最大級の副作用がやってきた。むしろこれがメインだろう、、の回〜

          『副作用は突然に』〜最大級の副作用がやってきた。むしろこれがメインだろう、、の回〜

          『何から伝えればいいのか、、、』 小田和正風に始めさせてもらいましたが、 今回も大真面目ですし、 改めて副作用の怖さと むしろ今回の副作用がメインなのではないか? そしてここから 「癌はどういう病気か?」 「癌と共存・回復するためには?」 というところまで 考えが至ったので 是非読んでもらえたら。 と、思っています。 まずは現在の自分のライフスタイルについて話を振り返っておきたいと思います。 8月に腫瘍の摘出手術を2泊3日で行い、 (確か笑) 9月に最初の抗がん剤の治療

          『副作用は突然に』〜最大級の副作用がやってきた。むしろこれがメインだろう、、の回〜

          『生きている意味』〜人は何の為に生きているか?〜の回

          前回から書かせていただいている。 『生きている意味』の話を続けていきたいと思います。 言葉としては『重め』な雰囲気の話ですが 自分としては この『想い』は あって然るべき。 だと思っています。 『スポーツ』を通して人生を生きてきたせいだからか? 何かをするには自分で納得して行いたい。 納得するだけの『理由・意味』が欲しいタイプの人間です。 「人は生きているだけでも、 そこにただいるだけでも意味がある。」 と、言われれば それも納得はするんですが、 正確に言えば 『理由・

          『生きている意味』〜人は何の為に生きているか?〜の回

          『生きている意味』のお話〜大前提が長くなってしまったの回〜

          今回は今の自分の考え方の大前提にある話を 書いていきたいと思います。 ちょっと重めの話に聞こえますが、 題名の通りです。 本日のテーマは 『生きている意味』 の話を書いていきます。 このテーマは今回の 『命を考える病気』になったから 考え始めた。 というわけではなく、 自分自身が現役を行っている時から持っていた考えですし、 20代中盤の時からずっとこの考え方で生きてきました。 今回の病気をしてもこの考え方自体は変わっていません。 (生きるという「今」の捉え方は病気をき

          『生きている意味』のお話〜大前提が長くなってしまったの回〜

          大切な事は何なのか?〜気がついているようで気がついていない事〜

          前回の最後に書かせて貰った こんなにも早く 『自分にとって大切な感覚』 『今必要な感覚』 に気が付かせてもらえるとは思わなかった。 そして、 それは『何かをやった』と言う事で感じた物ではなく 自分にとっての『日常の中』 ありふれたところの 少しの行動と感覚が変わった事で感じる事ができた。 それを感じた時に とても 『健やかさ』を感じた。 前回まで追い求めていた 『幸福感』と言う感覚、 しかし、 今は何が変わったのか? 自分の中では 『健やかさ』 と言う表現がはまるような

          大切な事は何なのか?〜気がついているようで気がついていない事〜

          抗がん剤2回目を前に幸福感が下がる。〜慣れについて〜

          病気になってから 自分でも驚くほど上がっていた 『今』という時間 『今』という状況・状態に感じていた幸福感。 それが2回目の抗がん剤治療の少し前に 『あれっ?』という感覚になりました。 それは、 そこまでに感じていた幸福感が 薄れてきていたこと、 感覚的な話になりますが、 『空っぽ感』というか、 『穴が空いた・虚無感』に近い感覚? というんでしょうか? そんな物を自分の中に感じるようになりました。 正直な話。 あれだけ感じていた幸せがなくなるのは 少し寂しいというか 『

          抗がん剤2回目を前に幸福感が下がる。〜慣れについて〜

          病気から守破離を考える

          誰でも日々色々な事が起こって 日々違う体験をしていきます。 毎日毎日、 同じ景色はなくて 毎日毎日、新鮮な日が 来ているはずです。 しかし、 多くの人は 日々の違いや 自分自身が感じているであろう 日々の感覚に蓋をして、 なるべく 『毎日が同じ』 という日々を送っている気がしています。 スポーツなどではよく言われる 『ルーティン』 これもその一つだと思いますし 自分のパフォーマンスを平均的に ハイパフォーマンスにしていく為には 『毎日が同じ』 である事がとても重要。

          病気から守破離を考える

          今幸せだということ 『極を知る 〜反転の理論〜』

          現在の状況として 自分でも不思議なことがあります。 それは 『ものすごく幸福感に溢れている』 ということです。 自分の人生の中で 初めての経験で自分としても 戸惑っているくらい、 『幸せ』『幸福感』を感じています。 先日、 仕事先で1人でランチを食べている時に 窓際に座り、 日が指してくる中で いつも通りの社会が窓の外の風景として広がっていました そんな景色を見ながら、 ランチを食べていました。 その時に 『何て美しい光景なんだ!!』 という感覚があり、 食事を食べな

          今幸せだということ 『極を知る 〜反転の理論〜』

          自分の何を信じるか?の話

          病気になってから 色々な事を考える事が増えました。 元々考える事は好きだったのですが、 考える事も変わった、 というか 『答えに近い物』 まで出てくるようになった。 という方が今感じている感覚に 近いかもしれません。 昔から 『俺はなんなんだろう?』 とか 『俺はなんの為にやっているんだろう』 とか 『俺はどういう役目なんだろう』 とかを考える事がとても多い人生だったと思っています。 そんな考え方は 少年野球をやっている頃からありました。 野球をやる中で そんな事を考え

          自分の何を信じるか?の話

          治療に向けて考えた事。〜基準作り〜

          現在は1回目の抗がん剤治療を終えて 副作用と向き合いながら生活を行っています。 事前に説明を受けた副作用でいうと * 吐き気、嘔吐 * 下痢、便秘 * 脱毛 * 皮膚障害 * 味覚障害 * 感染症 * 貧血 * 手足のしびれ 等の副作用を カレンダーと共に 『この位の時期にこういう副作用がある』 と説明を受けました。 副作用とどのように付き合っていくか? も治療にとって大きなポイントだと 思っています。 抗がん剤治療を受ける前は 様々な事を考えて 少し悩んだりもしました

          治療に向けて考えた事。〜基準作り〜

          治療・迷い・決断のきっかけ③

          治療を決めたきっかけや迷いを残そうと思っていたら、 ここまで長くなってしまうとは思わず、 3回目になりました。 しかし、 それ位、思いもしないことがあったし、 一つの行動を起こすために それ位の迷いがあった。 今回のことは自分自身にとっても、 それ位大きな出来事だった。 そんな事をこれを書き始めて感じています。 (まだまだ現在進行形の話ですが。) 今回は 『決断』について話をしていきたいと思います。 抗がん剤の治療を行うにあたって 『後悔をしない選択』をする為に どのよう

          治療・迷い・決断のきっかけ③

          治療・迷い・決断のきっかけ ②

          現在の今野は日々 病気と向き合いながら、 病気の自分と向き合いながら、 副作用の影響を感じながら、 これからくる副作用の影響に気をつけながら、 自分の中で出来るベストな選択を 目指して日々 暮らしております。 その中でもやれる事はやる やりたい事はどうやったらできるかを考える、 という感覚です。 今日は題名の通りに 今回の抗がん剤治療に至った 迷いや決断の為に考えた事を残したいと 思います。 『迷った事』に関してはまた別の場所で 書いておくのでそれはそれで、、、。

          治療・迷い・決断のきっかけ ②

          治療・迷い・決断のきっかけ ①

          9月の半ばに入院して 現在は抗がん剤治療を行なっています。 ここからは副作用などの事も 考えながらの生活。 と、なりますが なんだか今はとても不思議な気持ちなんです。 不思議ですがその気持ちが正直なところです。 そんな今の心境についてはまた書かせていただきます。 今回は治療についての迷いと 今回の治療を行うに至った決断を残したい と思っています。 病気が発覚した当初の気持ちとしては 『なるほどね。』 『そうだろうね。』 位の感覚でいました。 病気になって、 治したいな

          治療・迷い・決断のきっかけ ①