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新春申し込んだよ。

能登半島地震、羽田の事故
被災された皆様
何らかの被害に遭われた皆様へ
お見舞い申し上げます。
一日も早く皆様の日常が戻ってきます事を
心から願い申し上げます。

私事で恐縮だが
1/1,2と立て続けに起こった地震・事故に
衝撃を受けてしまい
昨日は深く沈んでしまい、また色々と考え込んでしまった。
今日になって
今は自分がやるべき事・出来る事をやっていこう
と気持ちをしっかりと持つようにした。

とは言っても
昨日が仕事始めで
今日は再びお休みだったのだが
お出かけや遊びに行く気分には
やっぱりまだなれなかった。

本当は、今Blue Note Tokyoで
大・大・大好きなシンガーの
Stacey Kentが超久しぶりに来日して公演中という折角の機会なのに、それでも今はまだ観に行く気分になれず。

(10日からはこれまた大好きなJesse Harris→ Norah Jonesの初期のプロデューサー。
かの有名な曲『Don't Know Why』の作曲者です・・がライブ・公演するのでそれとどちらに行くか迷っているせいもあるのだけど・・)

どうしたもんかな、と思うが
無理せずに今日は家にいて
色々と仕事を進めていた。
おかげで締切や納期より前に
提出・納品しましたぜ(笑)。

スッキリしたところで

2024春M3、どうしよう。
エントリーの締め切り明日だ。

というここ最近の
どうどう巡りの悩みにまた行き着いた。

ここ暫くずっと
M3で自分は何をやりたいのか
何が目的で、M3でスペースとりたいのか
ずっと、ずっと考えていた。

去年の12月の下旬に
自分の音楽で目指す、目標とする方向を定めた。
それは結局、原点回帰だった。
自分が音楽を始めた時の憧れに戻った。
(目標の詳細は過去のnoteに記してあるので省略)


同時に、それ以外の選択肢や目標や活動等は
削除した。

故に、M3参加も削除対象になってしまう。

M3参加の目標は
当初
私の映像や作品・コンテンツへの
作曲、音楽制作の活動の手がかりにしようと
目論んでいたのだが

実は、結構な頻度で
同人系や映画などの自主制作の方々から

「(私の)オリジナル曲をインスト、要するに
歌無しで使用させてもらえませんか」

という何故か(いや、大方予算の関係だろうけど)
曲制作ではなく
既存曲の使用への依頼と打診がくる。

ミュージシャンとしての私の需要やニーズって
実はそこなんかな・・
と思ってしまうが

その度に

仮にも【シンガーソングライター】に
お前の歌はいらないから曲を貸せって

この人(たち)からすれば
私の歌に価値はないんだな
歌は邪魔なんだなって思ってしまい

悲しみがと怒りとやるせなさが
腹の底から湧いてきてしまう。


それに、私にだって1曲1曲に
制作に至った理由と衝動
想い・メッセージが明確にある。

その曲をその曲たらしめている
曲に内包されている大切な事を無視して
音の上っ面だけが欲しくて
全くもってその曲や想いに関係も関連性もないコンテンツに
その子(曲)を売り飛ばしてたまるものか

と、また怒りと悲しみが湧き上がって
爆発しそうになる。

(それでもかつて、2回だけ
どうしてこの曲が自分のコンテンツに必要なのか
この曲のどこを聞いてどのように感じたから
曲を尊重した上で、使用させてほしいと
きちんと説明してくれた方々がいまして
その方々には喜んでご利用頂きました。

一つは、『Sunny Side』を自主制作映画の重要なシーンで挿入歌として歌入りでご使用頂きました。私もこのために歌を録り直しました。

もう一つは『A Garret Window』をどうしてもインストで使用させて欲しいと話を頂き
インスト使用にせざるを得ない理由を聞き、
「アッコちゃんの財産(=曲)を
こちらに貸してくれるのだから、全力かけて
( TV番組内で)カッコよく演奏する
本当は歌もので、コンノアキコの曲だとアピールする」
と言って下さったお気持ちに応えたく、ご利用頂きました)

自分が作った曲ってね
私にとっては子ども同然なんです。

自分の子供の気持ちを考えようともせずに
その人の都合の良いように利用してやろう
という思惑の輩が現れたら
親はどう思いますか?
親はどうしますか?

・・・という訳で
先方様に悪気はなかったとしても
私はこの様に受け取って考えてしまうので


私に、オリジナル既存曲のインスト歌無しでの
楽曲使用の依頼は
どなたであってもお止め下さいませ。
お願い致します。

閑話休題。


ただ、あまりにも
↑のような相談と依頼がひっきりなしに来るので

一時期M3限定でオケ音源数曲販売しようかと思った事もあった。

何故なら

例えば
朗読やヴォイスドラマのBGMが
誰が作ったんだか、安物DTMで制作したような(或いはミックスダウンやマスタリングがちゃんとできていない)音圧ペラッペラだったり、音のバランスが劣悪だったりした場合

私がミュージシャンだからかもしれないが
そういう時、一気に聴く気が萎えて失せる。

BGMが酷すぎる
朗読やお芝居のヴォイスとBGMのバランスが酷すぎる
それで聞くのを途中で止めて、消した作品が
残念ながら結構な数ある。
ハッキリ言って耳が耐えられない上に
全く話に集中できなくなる。

こんなんだったらBGMなんか入れないで
朗読や芝居の声のみで勝負した方が
よっぽど作品に説得力が出るのに
ちゃんと聴けるのに

といつも思ってしまう。

あと、生音使っていても
ミックスダウンが貧相・下手な場合

・・制作費ケチッたな・・
・・ツテがなかったな・・

と思うのは私が同業者だからだが(笑)

残念ながら
ハッキリと安くさい感が出てしまう。
制作側に予算がなかったのね・・と。
それでまた集中できなくなるww


余談だが、
初めて音源を作った時に
師匠から
レコーディングは制作費抑えても
ミキシング・マスタリングの費用は絶対にケチるな。
自分が依頼できる最高のエンジニアにお願いしなさい
と訓示を得た。
本当にその通りだと、痛いくらい思う。

一方で
BGMの質が良い場合
作品に物凄い効果を与える。
ドラマが持つ説得力・感動・共感を
BGMでさらに引き起こす事ができる。
(映画・アニメで生オーケストラが多用されるのは、そこに理由の一つがあるんじゃないかな
と思っている)

ゲーム音楽は、再生されている時間が
映画やアニメより圧倒的に長いので
脳内インプットと共時性が影響力を持つので
生音とはまた別のカテゴリーの話。

話が戻るが
だから、私のインスト音源を使用したいという
気持ちも分からなくもないし

(私のはソ○ーや電@や青◎プロが使用しているスタジオで音録って作っているし、
正直に言うとアルバム制作費はファーストアルバムで約180万円
セカンドアルバムで約250万円です。
コンノの楽曲(特にセカンドアルバム)はそれだけ良い環境・良いスタッフさん・良い音質で制作しています。
だから、10年に1回という頻度じゃないと作品を作れないんだけど・笑)

ご自身の作品がとても大切で
作品にはできるだけ良いものを
・・と思うお気持ちも痛いほどわかる。
私も同じ気持ちです。

・・だが
既存曲のオケ音源を販売して
素材としてご自由にお使い下さい

とするのは、私はどうしてもできない。
自分の子供を危機に晒す事はできない。
(利用したいのが、良い人たちばかりではないのは分かりきっているので)

・・となると
やっぱりM3にエントリーする理由と目的が分からなくなってしまった。

というところに帰結して
もうM3はやめよう
と思ったのだが

私はコミックマーケットもそうだったし
即売会そのものが好きなんだ。

じゃあ、
即売会で楽しくやるのが目的で
いいんじゃないのか
別に、結果を出す!
規模を大きくしていく!
とか
いくらいくら売る!
これをきっかけに仕事を頂く!
とか明確な目的がなくても
いっそ趣味や遊びとして楽しんでいいんじゃないか

という、あっけない程に単純な考えに辿り着いた(笑)。


ので、明日締め切りのギリギリに
エントリーしました。
ギリギリだったので落ちるかもしれません。
それもまた一興。

2024年は
やるかやらないかでぐじぐじ迷ったり考えたり
結局しなかったりしていた事を
エイヤー!!と(笑)
思い切って実行するようにします。


本年もよろしくお願い致します。

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