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トマトへの道 ~トマトができた~【モノづくりログ移行記事】

【Notice】この記事はモノづくりログ(https://media.dmm-make.com/)のサービス終了に伴って、そこに投稿した記事を移行したものです。一部加筆修正もございます。

本記事は2018/03/22にモノづくりログに投稿したものです。元記事リンク

トマトこれまで

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トマトを都心のビルで育てるという最初の投稿から1年近くが経ちました。
あれからトマトはだいぶ立派に。

夏くらいから徐々に実が付き始めて今が最盛期かというくらい実っています。
(夏はあまりたくさん実りませんでした。大きさも今の方が大きく育っています)
窓際とはいえ室内なので、太陽の高さが低い秋~冬にかけての方が日がよくあたるのが原因かと思います。

食べものを自作するということ。

出来上がったトマトは施設を利用するお客様やスタッフに上げたりしたのですが、喜んで食べる人は極一部です。
トマトが苦手な人もいるけど、気味悪がる人嫌がる人が結構いる。何より自分自身があまり食べたくないと感じる。

ちょっとした傷とか、実割れ、不揃いな色と大きさ、まばらな熟し方、トマトひとつひとつに個性があり、その個性がグロテスクに感じられてしまう。
スーパーに並んだトマトは、プロが丁寧に育てた上でちゃんと選定してサイズや質で分けているから見た目がキレイにそろっている。
そうした見慣れたトマトとの差が気持ち悪さの正体なのかな。相対的な奇形という感じ。

品質管理された均質な野菜を食べることのほうが、なんだか体に悪そうという考え方もできそうだけど、直感的には均質なものにこそ安全や安心を覚えてしまう。

じゃあいっそ僕のトマトも形や大きさを揃えてしまおう。

トマトこれから

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というわけで
自作バキュームフォームで作った型をトマトにつけて人の頭の形のトマトを作ります。
1mm厚のPET板を使ったので触った感じかなり強度があります。

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しかし、1mmPETさえも押し返して成長するトマトの強さ。
型からはみ出てトマトが成長しているのお分かりいただけるでしょうか。すごいね。
2枚のPETをネジで止めているのですが、止める箇所を増やす必要がありそうです。

また型に閉じ込めたトマトはそのままのトマトより格段に熟すの遅いです。
空気に触れていないとだめなのか、常に型が触れていることがストレスになってしまっているのか……。

次回に続きます。(うまくいけば)

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