ホラーじゃん

映像的には悍ましい過激表現はないにしろこれは怖いですよ。シジュウカラも佳境に入ってきましてやっとダメ夫と別れることになりましたが今度は同級生だった編集者の彼の存在が一難去ってまた一難という感じだ。編集者岡野克巳役池内博之さんが今度は嫌な男やります。先生は、千秋との関係は、どうなるのだろうか？乞うご期待。

嫉妬とか憎悪とか怖いですよね。よく内面を抉る作品です、とか言いますけどこれは内面ホラー作品です。あのピンポンが跳ねるみたいな音の不気味さ。こんな雰囲気に板垣李光人さんハマりますよね。だから抜擢されてるんでしょうが。

実はダメ男が寄ってくるんじゃなくて忍がダメにしてるんかも。それだけ魅力的ってか⁉悪女的雰囲気のあるキュートな女優と言えば、今でいうとこの山口さんか倉科さん、または吉高さん。この３人の中でもやっぱり山口さんですね。

酒井若菜さんがお母さん役やからね。橘冬子が雇われママを追われた理由を新ママが冬子に言う。「冬子は美人だけどバカだからね。」美人じゃないけど賢そうなママが言った。この一見真実のような定説は庶民の願いが反映されている。実際は美人で賢いママは山ほどいるしそんな人じゃないとやっていけないくらい激戦商売です、小さなスナック。