年商6000万円から年商300億円の会社に成長させたアトツギ経営者のお話を聞いてきました。
久原本家グループの河邉社主の講演にて学びが多かったです。出汁(だし)や明太子などを売っている会社です。
東京ミッドタウンや日本橋のコレド室町にもお店を出している、出汁で有名な茅乃舎(かやのや)も運営しているので、ご存じの方も多いかもしれません。
「醤油→タレ→明太子→出汁」という進化
元々は福岡の人口9000人ほどの村の醤油屋として4代目のアトツギだったそうです。そこから醤油だけじゃ生き残っていけないと考えて、餃子や納豆についてくる「タレ」をOEMで製造を始めます。
ただOEMではいつ契約を切られるかわからないから、自社ブランドが必要だと挑戦を続ける期間があったそうです。ドレッシングやタレを自社ブランドとして販売しますが、大手メーカーが強くて勝てず撤退。
大手と戦うから負けるのかと気付き、地元企業しか参入できない福岡の明太子ブランドで勝負をかけます。後発ながら原材料へのこだわりと本格的なブランディングを進めて人気商品へ成長。
さらに福岡市内から車で1時間ほどの自然豊かなエリアに、4億円をかけて茅葺き屋根のレストランを作ります。そこで美味しい料理を出すことを試行錯誤した中で見つけたのが「出汁」の存在。
特に福岡でよく使われるトビウオの「あごだし」であれば、全国に向けて勝負をできるのではないかと商品化。ブランドをしっかりと意識した店舗+ECで大きくファンを増やして、年商300億円を超える規模になったそうです。
永続するための経営
河邉社主の語られていた経営のテーマは「永続」でした。永続する企業になるためには顧客から「さすが!」と言われるように期待を持ってもらい、それを超え続ける存在であることが大事。
さらには1つの事業だけでは足りず、3本の矢として3つ以上のメイン事業を持つことが大事とのこと。(僕もマルゴト社を永続するような会社にしたいので、非常に勉強になりました!)
また経営者は常に勉強し感動し続けることだ、というメッセージも自分には響きました。
「同業でも他業種でも面白いことをやっている企業はどこ?と聞かれた時に、たくさん答えられないようであれば、経営者として情報不足であり勉強不足である」ということも、自分もさらに視野を広げていかなければ!と思う言葉でした。
色々なものを見ること、人と会うこと、いろんな業界の企業を知ること、これらを経営者の仕事として取り組んでいこうと思いました。
一代で年商6000万円→300億円の成長はベンチャー経営としても圧倒的な実績すぎます。もちろんアトツギ経営者の方は絶対に久原本家さんの沿革と挑戦の歴史を学ばれると良いと思いました。
そしてtoC向けのビジネスをされている方は、イチ消費者として久原本家さんの商品を体験してみるのも良いと思います。
多くの偉大な企業様から学び続けながら、自社経営に邁進していきます!
久原本家さんは北海道進出もされており、色々なブランド・商品があるので、ぜひHPも見てみてください〜!(PRではないです!笑)
貴重なお話を聞けて学ばせていただいたので学びのシェアと、少しでも恩返しできることをしたいなという投稿でした〜!