SESで現場を変えた件について

ご無沙汰しています。
超久々のNote更新になります。
今月半ばで現場を変わりました。
今はネットワークエンジニアとして働いています。
前まではエリクソンの現場のマネージャーとして客先に常駐していましたので、職場環境、業務内容共にガラッと変わったことになります。
僕の自社はとにかくエンジニア志向が強く、皆技術をつけてエンジニアになろう!!エンジニアとして現場に入ろう!!という空気感がすごく強い会社なので僕もその雰囲気に押されてかついにエンジニアデビューをしたわけです。
しかし、実際にはこの現場変更は失敗だったと言わざるを得ません。
というのも一口にエンジニアと言ってもピンキリだからです。
・エンジニアと言ってもそれはサーバなのかネットワークなのか?
・実際に何を業務として実施しているのか?(設計?構築?手順書作成?検証?)
・どこの分野(5G?4G?IMS?)に関わっているのか?
・現在のトレンドに乗っているのか?
などなどたくさんの指標があります。

つまりいくらエンジニアと言っても例えば今ほとんど使用されていない3Gのサーバやネットワークの業務であったり延々とテストを繰り返すだけの業務に携わる可能性もあるわけです。

しかし、そういった業務に一定期間携わっても正直ほとんど意味はないと言えます。
次に繋がらないからです。
例えば3Gのネットワークの現場に就いた人が5Gのコアネットワークのサーバの仕事をしたいと言っても採用される可能性はほぼ0です。
また、ネットワークの検証の作業だけ延々としてもコアネットワークのサーバの仕事をしたいと言っても採用される確率は同じくほぼ0です。
全然関係ないですからね。

つまり自分はどの分野に関わりたいのか?
どう言った分野のスペシャリストになりたいのか?
を明確にする必要があります。

とにかくなんでもいいからエンジニアになろう!
では結局前の現場と継続性のない現場に営業の気分であちこちに飛ばされ、気づいてみれば何の専門性もないなんちゃってエンジニアになってしまうということになります。

その観点で言うと私の今回の現場変更は完全に失敗でした。
私の目標は5Gのコアネットワークのサーバエンジニアになりたいというものでした。
しかし私に来た現場の話は4Gのネットワークに関するネットワークエンジニアの話でした。

全く分野が違う案件で私の希望とはかけ離れているものでした。
私は営業に図まで書いて説明したはずなのに、あのバカな営業はそもそも全く理解していなかったのでしょう。
非常に腹立たしい話です。

しかし、来た案件に対して「いや、この現場は自分の希望とかけ離れているので嫌だ。行きたくない。」とはっきり言わなかった自分にも責任はあります。

ただ、その背景には先述した自社のとにかくエンジニアが偉いんだ。何でもいいからエンジニアになろう。技術をつけよう。という雰囲気に騙されたという要素があります。

要するに
うちの会社はバカばっかりだ
ということです。

エンジニアを育て、輩出している普通のIT系の会社なら当たり前に理解している上記の現実を分かっていないということです。

そして営業は知識がないので現場に常駐する社員の要望を理解できない。
また、営業である以上新規開拓や売上を追求しないといけないので営業の都合で希望していない現場に出す。

こうして実際の要望と乖離している現場に常駐することになるケースが多く発生しますが、私もその一例と言えます。

続く











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