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【婚活回想記】初回手つなぎ勘違いおじさんの怒涛の愛のLINE

前回のお話

マッチングアプリで初めて相手と会って
お食事を共にしたわけですが、結果は散々。

もう会った瞬間に顔が生理的に無理っぽい人に
身体をいっぱい触られ、耳元で甘い言葉を囁かれ。

かなりのショックを受けたのだけど
同時にマッチングアプリでの婚活は
かなり厳しい世界なのだなと痛感。

こういうの繰り返していけば、何とか結婚に結び付くのか。

同級生と高校時代から付き合って
そのまま結婚しました勢は
前世でどんな徳を積んだんだろうか。

いやまて逆に私が
前世になんか悪いことをしたがために
今回の人生ハードモードにされているのか?

色々思う事はあれど、
とにかくこの勘違いおじさんはハズレだ。

他にもまだやり取りしている人はいるんだから
さっさと次に行こ。

持ち前の切り替えの早さだけは誰にも負けない。
まじで最高に得な性格だと思う。

しかし。

一方で手つなぎ勘違いおじさん的には
初回身体を触っても怒らず、
楽しんで自分の話を聞いてくれた女を
簡単には逃がしたくないっぽかった。

毎日怒涛の愛のLINEが来る。

「早く会いたい」

「愛してるから」

「いつ会える?」

「好きになってしまった」

「すぐに返事してほしい」

「会いたくて苦しい」

まじでたった2時間会っただけなのに
やべぇなこいつ?

私も断ることが元々苦手な性格で
その場しのぎの笑顔で取り繕ったのがいけなかったんだろうけど。
なんなんだ一体。
次イケそうヤレそうだったら、男はこんなにも執着するんか。

ふと考えてみると。

マッチングアプリで、沢山の男性に出会うという覚悟は出来ていたが
その分お断りしなければならないケースが
出てくることまで考えていなかった。

こっちはもう会う気無いです!さいなら!

とストレートに言えたら楽なんだが。
そうもいかないのでやんわりと。

「忙しくて次に会える日が今は分からないから、また連絡しますね。」

これでもう脈無しと伝わってくれ。
普通は分かるやんな?これでもうおしまい。

「分かった。じゃあそれまで毎日電話したい」

「声を聴かないと辛くて寂しくて」

―着信5件―

「お願いだから出てね」

―着信2件―

「忙しい?」

これはもうあかん。

私は人生で初めてLINEブロックという機能を使ったのであった。


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