文通婚活のススメ
高校受験が終わった娘が始めたこと。
なんだと思います?
文通です
文通サイト?文通アプリ?
なるものがあって、そこで文通相手を探すシステムがあるらしい。
え!!私が若い頃、雑誌に文通コーナーとかあった気がする。
あと、海外の子と文通したりね。
そのサイトか何かで娘は文通相手を探し始めた。
「男の人からの応募がたくさんあって嫌」
15歳の女の子からしたら、なんとなくでも下心のありそうな雰囲気に警戒する。
そりゃそうだよね。
文通ということは、住所を晒すわけです。
そして、アドレスで登録するらしく、いくらペンネームを書こうとも、アドレスの時点で名前がなんとなくわかるし、最終的にはお互いにフルネームを封筒に書きこむ訳。
娘は年下の女の子と、東京の芸大に通うお姉さんとに絞り込み、
今は東京の芸大のお姉さんと文通をしている。
一度、お姉さんが、家族が寝静まった家を抜け出し、夜明け間近の夜の街を歩き、あんまんを買いに行く話を少しだけ読んで聞かせてくれた。
作詞もしているというお姉さんの文章はそれはそれは美しかった。
高校時代の思い出を教えてくれるお姉さんと、大学生活に思いを馳せる娘との間で交わされる、時間をかけて、手で綴る文字。
封筒はいつも可愛らしいシールがたくさん貼ってあり、ポストの封筒を見つける度に、私の心も少し弾む。
そして色々なことを思い出す。
あ〜〜文通してたよな。
毎日会う学校の友達と文通をしたり、交換ノートをしたり、ソニプラなんかで可愛いくも高い海外のシールを買って集めたりしたことを思いだす。
あ、ファックスもしてた!
近所に住んでいる友達と夜中に交わされるイラスト付きのファックス。
電話で済むことでも、手紙やファックスじゃないとダメな何かがあったんだよね。
LINEやDM時代だからこその文通の価値がそこにはあるのかも。
そんな話はさておき、婚活にも文通って使える気がした。
少なくとも、文学的な匂いがして、趣味の合う相手に出会えそう。
そして、1番のポイントは
「住所を教え合う」
これがマッチングアプリにはない、信頼感なんじゃないだろうか?
今の関係性がよくわからない、相手のことを大切に扱わなくてもいい、ブロックひとつで終わってしまうような文化。
自分が大切にしたい人と、相手が大切にしたい人との間に差が生まれて、その曖昧な差を「エモい」とか言って誤魔化しているような文化。
それに反するのが「結婚相談所」「文通」ですね。
相手の身元がわかっているからこその真っ当に始まる関係性。
それを見直した気がした娘の文通でした。
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