「30歳成人説」について29歳が真剣に考えた。

お疲れ様です!こんじです!

僕は今年の10月で、とうとう30歳になります・・・

読んでくださっている方の中には、30歳っておっさんだな!と思う人もいるでしょうし、逆に30歳なんてまだまだ若いとお考えの人もいらっしゃると思います。

僕が20歳で成人式が終わったくらいの時期。当時のバイト先の店長からこんな事を言われたのを思い出しました。

「日本ではホンマの成人は30歳やで?20歳なんか全然ガキやからな。そのへんはわきまえーよ。」     ※京都弁のつもりです 笑

そんな事を言われたのですが、僕には意味がよく分かりませんでした。

20歳になればクレジットカードが作れなかったり、刑務所へ行かずに済むようなこともありません。親の同意無しで結婚もできます。

もちろん、50代の店長からすれば、20歳の僕なんてガキだろうけど、80歳のおじいちゃんからすれば、50代もまだガキかもしれないでしょ?

「30歳からが本当の成人」みなさんも1度は聞いたことがあると思いますし、言われた事がある人も多いと思います。

そこでWikipediaで調べてみたところ、「30歳成人説」というらしく、村上春樹さんが提唱しているとの事です!

「自分が本当にやりたいことなんかそう簡単に分かるものではない、30までは色んなことをやって30になってから人生の進路を決めればよい」※Wikipedia引用

という趣旨の説らしいです。なんだか心に刺さるようなフレーズですね! さすが超一流作家!!

僕自身に当てはめてみても、何度か転職をしたにも関わらず、未だに「この仕事を人生の進路にしてもよいのか?」と考えています。

「自分が本当にやりたいこと」も当然見つかっていません。

でも、同級生の中には既に結婚して、子供を持ち、新居も建ててしまった人なんかもけっこう多い。この歳で身を固められるなんてすごいなーと思いますが、僕にはまだまだできる気がしません。

29歳でもこんな感じなのに、20歳だったら精神的にもっと未熟でしょう。もちろん、若くして大成功している人もいますが、ごく少数です。

という事で今回は、自分が20歳と30歳で精神面で大きく変わった点について紹介します!あくまで自分の一例なので、人それぞれですけどね。

それと「30歳成人説」が妥当かどうかの持論もお話します^^ 参考になれば幸いです。

1.お金の大切さが分かった

20歳でお金の大切さを分かってる人は少ないと思います。

僕もバイト代が入れば服や遊びに使っていたし、貯金なんて常に0。新卒のころは、ボーナスが入ればすぐに欲しいものを買ったし、遊びで散財したりしました。給料日前に金が無くてカードローンに頼った事もありました。笑

ただ26歳あたりから、将来について少しずつ考えるようになり、何をするにもお金は必要だし、資産の有無で人生が大きく変わる事が分かった。

そうなると「良い生活をしたい」という期待と、「落ちぶれた人生は嫌だ」という恐怖を持つようになりました。

それからは「将来のために貯める」という漠然とした意識ではあるものの、少しずつ貯めるようになりました。

29歳になった今、無駄遣いは本当に減りましたね。高い服を買ったり、風俗に行ったり、毎日外食したり、そんな事は一切しなくなりました。

いや、風俗ははじめから行くなよって話ですが。笑

2.他者への敬意が持てるようになった

今思えば20歳の僕は、他者への興味が無いというか、小バカにするようなところがありました。先輩だろうと、上司だろうと、親だろうと「敬意を持って接する」という事ができた記憶がありません。笑

そんな僕でしたが、20代ではいろんな失敗をしました。

例えば、新卒でブラック企業に就職したり、転職でもブラック企業に就職したり、若いうちに結婚してすぐに離婚したり、プー太郎生活を1年以上やってみたり、人に騙されて100万以上取られたりしました。

なんと言うか、自分の無能さが分かったというか、会社で何十年も働くって並大抵じゃないと思うし、家庭を持つって立派だなと思うし、コツコツお金を貯めるって難しい事だと思う。

あと、ホワイト企業に就職できる人は天才だと思う。笑

自分が失敗したので、同じような状況の人の事がなんとなく分かるし、失敗していない人や、失敗を乗り越えてきた人は素直にすごいと思う。他人に対して思いやりや、敬意を持てるようになったのは、1番大きな成長だと思います。

同級生を見ても、丸くなった人はめちゃくちゃ多いですね。

ただこれは一見すると立派になったとも取れるけど、トゲを失ったというか、人としての面白みは減ったのかもしれませんね。イキって我が道を行くような人の方が、人が集まりやすい面もありますからね。

ただ自分は今の考え方の方が合ってる感じがしてます。

3.嘘を付かなくなった

若いころって仕事でミスもしまくるけど、カッコ良くいたい、モテたいという意識が強くて、ミスをミスと認めなかったり、嘘ついて誤魔化そうとしていた記憶があります。

歳を取るにつれて、変なプライドも無くなっていくし、嘘ついたり誤魔化したりしなくなりました。

特に「他人から良く見られたい」という意識は無くなりましたね。

少しは持っておかないといけないんでしょうけど。

これは個人差が大きいと思います。歳と共に見栄っぱりが強くなっていく人や、だんだん偉そうになっていく人もいますね。こういう人は自分の都合がよくなるように嘘を付いたり、自分のミスを無かった事にしようとするケースが多いです。

特に僕が働いていた銀行なんかは、まさにこんな上司、先輩が多かったです。少しのミスを過大に低評価するような社風も良くなかったですね。


成長した点は、ざっくりこんな感じですかね?精神面では20歳のころより鍛えられたような気がします。

挙げた3つは自分自身の事だけなので、あくまで一例ですが、共感してくれる方もいるかと思います。

ですがもちろん退化した面もあります。体力なんかは格段に落ちましたし、新しい事に対して関心が無くなってきたり、儲からない事に対しては消極的になったり・・・ 自分が気が付いていないだけで、他にもたくさんあると思います。^^;


これらを踏まえて、「30歳成人説」については、個人的には大いに共感できます。自分自身を振り返ってみても、20歳のころなんて子供同然だったと思うし、現役の大学生なんかの話を聞いても、子供だなと思う事がたくさんあります。

ちなみに子供な事が良い悪いという話ではありません。

無知で純粋な方が良い場合もたくさんありますからね^^

現代社会においては「20歳」は、社会に出た直後、もしくは一歩手前の年齢になります。経済社会においては、一人前と認めるにはまだまだ子供ではないでしょうか?

ここで別の問題が生まれます。「30歳は一人前なのか?」という事です。

ただこの点については、平均結婚年齢が30歳そこそこである点や、「30歳まで童貞だと魔法使いになれる」などと言われるように、

「さすがにそろそろ大人になろうぜ?」という歳である点は間違い無い。

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