点字用紙で鍋敷きをつくる(1)
点字用紙はとても高価です。
ですから、刻印する人たちは、なるべく無駄にしないように
ミスをした用紙のリメイクをたしなんでみたりします。
折った紙を組むなどして、鍋敷きなどを作ります。
ちいさくするとコースター、もっと大きいと座布団代わりなど。
熱にも強く、熱い鍋を載せてもめったに焦げないそうです。
ある視覚障害者の方が考案したものですが、どこのどなたかは知る術がないようです。
私も教わった内容のおさらいに、家でも何度か組んでおり、
ここに載せてみようと写真を撮っていきましたが、
そんなときに限ってうまくいかず
正方形の仕上がりになるところを、長方形にしてしまいました。
それでも何かは敷けるでしょうが、
そのうち動画などでリベンジしたいと思います。(動画はできあがっております)
というわけでこれは最終的に失敗に終わるレシピですが、
ご覧になる方が補完できればなぁ、ということと、
自分のおぼえがきという意味で載せてみます。
ちなみにこれは、私が組んだなかの完成例です。
ちゃんと正方形のようになっています。
周りは、映画のチラシ(B5サイズ)を切って
同じように編んでつなげてあります。
チラシには熱耐性はないかなと思いますが。
中心部を最初に作って、周囲を広げていく感じです。
こんな感じで、点字用紙を用意します。
(点字用紙がなければ、映画や展覧会などの、
ちょっと厚手のキレイなB5チラシでやってみよう!
B4なら半分に切ればOKです)
上の紙と下の紙をつなぐミシン線、ミシン線のあるほうの
穴の並んだ側の横端は切り取ってあります。
(ミシン線のないほうの穴の列は残しておきます)
わかりやすく目にもたのしいように、
インクジェットプリンターで色をつけてみましたよ。
かえってわかりづらくなったりしてな。
一枚の点字用紙(だいたいB5サイズ)を16等分になるように
折り目をつけます。
これを何枚も作ります。
パーツは多めに作っておいたほうがよいです。
折り目をつけたら、
その通りに切ります。
人によりけりだと思いますが、
この時点でわりと根気がいるかもしれません。
切れたら、一枚ずつを
こうして縦に半分に折ります。
見せたいほうが外側に来るように。
作業ボード、よく言えば貫禄がありますが
きたないですね。
ダイソーのものなので替えようと思えば
いつでもできます。
で、さらにこのように横にも半分に折ります。
このパーツをたくさん作れば作るほど、
大きなものが編めます。
こんな感じで。
もっとたくさん作りましょう。
今回、こういうパーツを
4色に分けて作ってみましたので、
1色のひと束を輪ゴムでまとめてみました。
こうすると管理が楽です。
4色。
赤、黄、緑、紫と色をつけてみました。
赤の一本を手にとってみました。
何色でもいいのですが。
今回となり合うパーツが同じ色になり過ぎないように
してみました。
最初の赤に、
こうして黄色のパーツをかぶせます。
紙の端っこがどちらに開いているかは
これでよいのではないかと思います。
赤パーツと互い違いになるように、
もうひとつの緑を
黄色にかぶせます。
色がミックスベジタブルみたいな
ビタミンカラー。
そして、紫パーツを
黄色と互い違いになるように、
緑をはさんで赤にくぐらせるように組ませて。
ここで入る紫いも。
きゅっと引き締めて、
手裏剣か風車のような形になりました。
この部分を中心にして、
周りを編み進めていきます。
裏返して、持ち替えてみました。
あらたに、
赤いパーツを黄色いところにひっかけます。
いちおう黄色にしておきます。
穴のある端っこは、
パーツを作る時点で内側になるよう折っておけば
こんな風に見えなくなります。
黄色をひっかけます。
二本めの黄色です。
何色でもいいのですが。
(何色でもいい件は、この先なるべく書きませんよ)
くいっと角度を変えて。
緑をひっかけます。
この緑、
右側の黄色パーツではさんでください。
さっき緑をはさんだ黄色パーツを、
こうして内側に折りこみます。
手裏剣、
ないしは風車が、このようにつながりました。
紫をひっかけます。
横から、赤をひっかけます。
くいっと角度を変えて。
あらたに、
横から黄色をこのように入れます。
この黄色が赤をはさみこみ、緑のここにはさまれます。
ちょっと、きゅっと締めました。
その黄色をはさんだ緑パーツの端を、
このように黄色の内側に折りこみます。
こんな感じで。
その黄色で、さらに右にある緑パーツをはさみ
その黄色の端っこをその緑の内側に折りこみます。
(わかりやすくしたいので指示語が多くなり
くどい表現になっております)
続きはあるのですが、一回に画像を載せられるのが30枚までなので、また次回。動画もありますので、どうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=BIrNIRmAgl8&t=976s
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