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目標を達成するための方法

1.目標を立てて、細分化する

 新年が始まり、今年の目標を立てた方も多いと思う。
 僕も立てた。
 具体的には下記の通り。
・執筆に力を入れて、noteに読み物を50本公開する。
・写真と映像のフリー素材を1万点販売する。
・仕事の撮影を年200回行う。
・写真展を1回行う。
・映画を1本制作する。
 今まで、何度も年始めに目標を立てたが、達成したことは稀だ。
 目標を立てたはいいが、それを達成する具体的なスケジュール、目標の細分化など実現するための本気度が低かった。
 こうなったらいいなという気持ちで目標を立てて、そのまま一年が終わるというサイクルを繰り返してきた。
 物事を細分化して、それぞれに課題と締切、スケジュールを組み立てていくなどの具体的行動が少なかった。
 理由を書けば、正月は仕事も休みで時間もあるが、いざ仕事が始まってしまうと、自分の目標どころではなくなるというのが正直な気持ちだ。
 ただそれを理由にしていては、いつまで立っても目標を達成できない。なりたい自分になれない。改めたいと思うなら、行動を変えていく必要がある。
 僕の例えで言えば、今年はエッセーやショートショートを執筆していきたい。週一本ペースで年間50本書きたい。ショートショートは映画の原作を意識して書いていきたい。
 そんな思いはあるが、実際に書くのは大変だ。1本あたり5千字としても、400字詰め原稿用紙12枚相当。いきなり書くのは簡単でない。でも、目次を作り、項目ごとに書いていけば、道筋は見えてくる。今日は1項目と決めて書いていけば、日数をかけて書き上げることができる。
 一度にやろうとせず、日々割り当てていく。積み重ねていく。この意識を大事にしたい。
 

2.なりたい自分を明確にする
 

 目標を立てるのはできても、実行するのは難しい。達成するのはもっと難しい。
 なぜ達成できないか。時間がない、難しいなどあるだろうが、そもそもその目標は本当に自分にとって必要な目標なのだろうか。
 その目標を達成しなくても生活に支障がなければ、後回しにしてしまうのは当然とも言える。実際の生活は、しなければいけないことが山のようにある。限られた時間を駆使して、仕事や人付き合い、家事をこなしていく。その隙間時間で趣味をようやくできるかどうか。寝る時間、休む時間だって勿論欲しい。
 そんな状況が現実の中で、達成できたらいいなぐらいの気持ちで立てた目標など後回しになるのがオチだ。
 これをしなければ明日の自分はないぐらいに追い込まれなければ、動かないのが正直なところだろう。
 日常生活に流されて、新年に立てた目標はなかなか達成できない。春にもなれば、そんな目標など忘れて日常生活に奮闘し、気付けば年末を迎え、歳を重ねていく。人生の残り時間を減らしていく。翌年新たに目標を立てるが、昨年と同じでいかに自分が進んでないかを思い知らされる。
 そもそも、達成できないような目標なら立てる必要はない。
 自分はアメリカ大統領になって世界平和に貢献する。素晴らしい目標ではあるが、これを達成できるかは極めて怪しい。単なる願望で終わる人がほとんどではなかろうか。
 ただ、目指して動き、その過程の中で得られるものは決して無駄ではない。
 絵に描いた餅のままで終わる目標なら、もっと具体的な目標を立てた方がいい。
 実現したいと思える目標。 
 それにはまず、自分がどうなりたいかを知ること。
 自分は一度きりの人生で何をしたいのか。
 何をすれば自分は幸せを感じるのか、生きがいを得られるのか。
 自分自身を知ることが、目標を立てる上で必要な道筋であると思う。
 歌手になりたい人が、ビジュアルも大事だからとメイクレッスンを受ける。衣装を作れた方がいいからと裁縫を習う。それもいいけれど、まずは歌唱力を磨くことでしょうと、突っ込みを入れたくなる。でもこれが、自分のことに置き換えると、わからなくなってしまう。
 自分でわからないなら、思い切って、家族や友人に聞いてみるのもいい。
 自分は何に向いているのか、自分の目標についての意見を聞くのも無駄ではないと思う。
 ただ、決めるのはあくまで自分自身。自分の人生に責任を取れるのは自分だけだから。

3.100点を目指さない。まず継続する
 

 自分を知り、自分が目指すべきビジョンを描き、それに沿って必要な目標を立てていく。
 その目標を達成することがどれだけ必要か、必要度が高ければ高いほど、行動に移す可能性も高い。
 ただ、必要に迫られて行動はしたけれど、継続するかはまた別問題。
 物事は継続しなければ達成までたどり着かない。ワンアクションで達成できるようなら、みんなもとっくに達成している。それぐらいで達成できるようなことは目標と呼ぶには、少しばかり大げさだ。
 継続していくことが大切。
 そのためには完璧を目指さない。完璧な道のりを目指すと苦しい。苦しいと続けるのが困難になる。まずは継続を優先に進めていく。
 僕はインスタグラムをやっている。3年前から毎日投稿していた。フォロワー1万人を目指していた。8千人まで行った。でもフォロワーはそこから先、なかなか伸びなくて、苦しくてインスタグラムの投稿がとうとう途絶えてしまった。
 更新がなければ新たなフォロワーが増えるわけもなく、減る一方だ。
 今は、1万人という目標は持ってはいるが、まずは投稿を楽しむことを優先にしている。
 フォロワーとのやりとりを楽しむ。その積み重ねの先にフォロワーが増えれば嬉しいし、そうでないなら仕方ないと割り切っている。
 自分にとってフォロワーを増やすことは必ずしも必要でないと思うようになってきた。
 自分の能力が足りないと言えばそれまでだが、フォロワーを増やすことよりも、もっと自分にとって大事なことに注力していきたい。
 仕事を軌道に乗せる、作品を作っていく、スキルを上げていく、やるべきことは多くある。それを踏まえた結果、フォロワーが増えるなら嬉しいし、そうでないなら仕方ない。
 継続できるのは自分に合っている証拠。自分にとって必要な証拠。
 逆を言えば継続できないのは、自分に必要でないこと。無理に継続する必要はない。やりながら自然と、継続できることに取り組んでいけばいいと思う。
 その時、完璧を求めて苦しくなるよりも、楽しんで長続きする工夫をしていきたい。
 「継続は力なり」は真理だと思う。
 継続を最優先に、完璧は求めない。
 1度きりの100点よりも、10点を10回、100回と積み重ねていく方が、総合点は上がっていく。そちらを目指していこう。

4.すでに目標達成した成功者の気持ちで振る舞う
 

 今まで目標達成するための意見を書いてきたが、目標を目指している時点で、そこには到達していないという証明にもなる。
 思い切って発想を変えてみるのはどうだろう。
 すでに目標達成したと思いこむ。イメージトレーニングをする。
 実際はそうでなくても、意識がすでに目標達成へと踏み込む。
 そうすることで潜在意識から、自分を変えていく。
 意識して、目標達成している成功者の自分になりきる。
 僕の話しをする。僕は富士フィルムのカメラGFX100が欲しかった。1億画素の中判センサーサイズを搭載するデジタルカメラ。1年前に発表されて、実際に手にした時、時代の変化を感じた。圧倒的な高画質でありながらも、とても扱いやすい。
 歴史を紀元前と紀元後で分けるとするなら、このカメラGFX100は、歴史の節目に相応しいカメラと思えた。このGFX100の誕生前と誕生後で、カメラの歴史は分けられていくのではないか。それぐらいインパクトのあるカメラだった。
 僕はGFX100を使いたくなった。しかし、このカメラは100万円以上する。レンズを入れたら200万円は覚悟だ。簡単に買えない。
 このカメラを使いたい。毎日思っていた。偶然、行政の助成金を知り、このカメラを使って家族写真を撮りたいと申し込みをした。倍率の高い中で、見事、審査が通った。僕は助成金のお陰で、GFX100を買うことができた。
 毎日思い続ける意識と、行動の両輪の成果だと思う。
 なりたい自分をイメージする。明確にイメージする。それに向かって目標を立てて、動いていく。目標達成の過程は必要だろうが、同時に達成した自分を早々にイメージする。
 実際の行動と潜在意識の両輪で、目標とする自分の姿を加速度的に近づけていく。
 向かう力と引き寄せる力。その両方が目標達成には必要だと思う。
 他にもまだまだ目標達成に必要な方法はあるだろう。
 それはまた別の機会に書いて紹介していきたい。

はじめまして。写真と映像制作をしているフリーランスの小西と申します。文章作品にも力を入れています。作品はご自由にお読みいただけますが、応援したいというお志も大歓迎です。