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婚姻届にハンコいらないの?

こんにちは!婚姻届製作所です。

婚姻届を書こうとして、実は押印が必要ではなくなったという事を知ってびっくりされる方。実はそこそこいらっしゃるようです。

重要な書類だからこそ、印鑑って絶対にいるものだと思っていたけれど、実は必要ではなくなったみたいですよ。

いつから不要になったの?
2021年(令和3年)の9月から婚姻届への押印は不要となりました。届出人と証人の欄の署名押印欄には「(※押印は任意)」という文言が付け加えられました。これにより、押印義務は廃止され、署名のみで提出が可能になったのです。

それでも押印する人は多い
押印義務はなくなりましたが、実は多くの人が未だに押印して窓口に提出しているそうです。

みんなのウェディングという結婚情報サイトが2023年6月に行ったアンケートでは、入籍をした8割のカップルが婚姻届に押印をしたとの結果が報告されています。

任意なのにどうして押印したのか?という理由については、「大事な書類だから覚悟を示すため」「旧姓の印鑑を押す最後の機会だから」など、印鑑を押すという行為自体に意味を見出しておられるようです。重要書類だからこそ押印をするという慣習は強く人々に根付いており、押印したいという層もいるのです。

押印に適した印鑑
いざ婚姻届に押印となった際には、印鑑の種類に気を付けましょう。

・認印

・銀行印

・実印

この3つの印鑑がおすすめです。

シャチハタなどは公的書類には不向きなので避けましょう。これは、時間が経つと印影が変化してしまい易いからや、インクが消えやすいからというのが理由のようです。

押印義務のあった頃は、シャチハタでは書類が受理されないケースも多くありました。しかし、今は押印義務がないので、受理されないというケースは殆どありません。署名が重視されるためです。なので、シャチハタでも不受理にはなりませんのでご安心を。

ちなみに、文字を間違ったとき二重線を引き付近に訂正印を押していましたが、その訂正印も今では必要ありません。

押印に失敗したら?
しっかり押したはずなのに、かすれてしまった。薄かった。間違って逆さまに押してしまった。二重になってしまった。など、押印の失敗例はたくさんあります。

失敗してしまったとしても、ご安心ください。そもそも押印不要ですから受理されないということはありません。押印に失敗した場合は二重線を引き、枠内に改めて押せば問題ありません。

婚姻届の押印義務がなくなったことで、記入上はとても楽になりました。今までは注意に注意を重ねて記入したのちに、押印で失敗してしまった!なんてミスもあったのです。それがなくなっただけでも、気持ちの上ではとても楽ですよね。

しかし、任意ではあるので、押印を希望するのであれば印鑑はちゃんと準備しておきましょう。婚姻届に判子を押すという行為は、それだけでも思い出になりますし、結婚の節目として重要な慣習だとも思います。おふたりの望む形で婚姻届を完成させたいものですね。