シェアハウスってどうなの?
シェアハウスに住み始めて4年になります。
「私シェアハウスに住んでるんですよ。」って言うと、決まってみんなに聞かれること、今住んでるシェアハウスの特徴やシェアハウスに住むメリット・デメリットをまとめてみました。
なぜシェアハウスに住み始めたか
最大の理由は「友達が欲しかった」からです。
私は社会に出てからなかなか上手く友だちが作れませんでした。
mixiで知り合った人や同じ職場の人を誘って遊んだり飲みに行っても関係が長続きせず、バーに行っても話下手で声をかけられても会話が弾まず、じゃあどうしたら友達が作れるんだろう?と考えた結果、シェアハウスに住むという選択をしました。
コミュニケーション力に自信がなかったので、コミュ力の向上のためでもあります。
シェアハウスならだれかと一緒に住むわけだから、毎日顔合わせていれば嫌でも仲良くなるだろうしコミュ力も上がるだろうと20代半ばに実家を出て、思い切ってシェアハウス暮らしを始めました。
私が住んでいるシェアハウスについて
実家を出ていちばん最初に住んでいたのは、ゲストハウス客家というシェアハウスの代々木八幡の家。
最大女性15人が住めて、新宿まで電車でたった5分とアクセスが最高の立地です。
一緒に住む人も概ね良い人だったのですが、ただ一緒に住んでいるだけという感覚が私が思い描いていたシェアハウスと違ったので、半年で退去しました。
内覧以外はシェアハウス内に立ち入ることができないため住んでみないとどんな人が住んでいるかもわからない不安さもありますが、ただ安くてアクセスのいいところに住みたい人にはいいかもしれません。
3年半前から住み始めたのが絆家シェアハウスの東武練馬toiro。
絆家シェアハウスのコンセプトが「第2の家族をつくるシェアハウス」。
東京都内や千葉、大阪に姉妹シェアハウスがいくつもあり、好きな所に住むことができます。
もともと人と人とのつながりを求めていたのでコンセプトに魅かれ内覧し、内観のオシャレさやごはん会があること、ハウス内でイベントやワークショップがあることを知り、「楽しそうすぎる!!」と思い入居を即決めました。
ファミリー以外もハウスに遊びに来たり宿泊するのも自由なので、シェアハウス生活が気になる人は一度遊びに来てみるといいかもしれません。
よく質問されること
「シェアハウスに住んでる」って言うと、びっくりするぐらいいつもまったく同じことを聞かれるので、よく聞かれることをまとめてみました。
〇 何人で住んでるの?
今私が住んでいるところはマックス40人ぐらいです。
〇 男女一緒なの?
男女一緒です。
居住するフロアは分かれていて、1~2階が男性、3階が女性、4階がファミリーフロアでカップルや子持ちの夫婦が暮らしています。
〇 水回りは?
各フロアにトイレ2つ、バスルームとシャワールームが1つずつあります。
女性フロアは10人以上住んでますが、そんなに風呂待ちは発生しません。
(以前住んでた女性15人のシェアハウスは、バスルームが1つしかなかったため最大3~4人待ちぐらいになりました)
〇 プライベートな空間はあるの?
部屋は個室かドミトリーが選べるのですが、個室なら当然一人になれるものの、ドミトリーは4人1部屋で住むのでプライベートな空間はありません。
以前住んでたシェアハウスはベッドごとに仕切りがあったので半プライベートな空間だったのですが、今は仕切りすらもないですね。
〇 料理はどうしてるの?
各フロアにキッチンが一つずつ、1階には大きいキッチンがあり、基本的には各々で用意して食べますが、ファミリーのうち誰かが「ご飯作るけど食べる?」と呼び掛けてごはん会がしょっちゅう開かれます。
シェアハウスのメリット
〇 光熱費・生活用品は共益費で賄ってもらえる
ティッシュやトイレットペーパー、キッチンペーパーやラップ、掃除用具などの生活用品は共益費に含まれており、ハウスで一括注文してもらえるので、自分でいちいち買う必要がなく楽です。
〇 家電製品を買いそろえなくてもいい
一人暮らしなら家電製品を一から買ったり、壊れたら買い替えたりとかなりお金がかかりそうですが、シェアハウスはもちろん最初から必要な家電がすべてそろっているし、壊れたら新しく買い替えてもらえます。
〇 生活力が上がる
実家に住んでいるときは食器洗いなど面倒くさいことは結構後回しにしてしまっていましたが、シェアハウスは後回しなんかにしたら一緒に住んでいる方の迷惑になるし、ましてや刃物を放置していたら危険なので使い終わったらすぐに洗ってしまわなければなりません。
キッチンやリビングなどの共用部は使い終わったらキレイにすることが最低限のルールなので、すぐに洗ったりしまったりする癖が自然に身につき、生活力が上がると思います。
〇 日常生活の中にコミュニケーションがある
私は引っ込み思案であまり周りの方とコミュニケーション取れてませんが、そんな私でもキッチンでご飯食べているときに声をかけてもらったり、リビングでお話したり、一緒に遊びに行ったりと自然と人と触れ合うことができて知り合いが増えます。
今住んでいる絆家シェアハウスは自由に友達を家に呼んだりもできるので、ハウスファミリー以外との出会いもあります。
シェアハウスのデメリット
〇 プライベートな空間がない
私はドミトリーなのでプライベートな空間ゼロ。
普段はそこまで気にしませんが、電話したい時など場所の確保に困ります。
〇 冷蔵庫が狭い
ドミトリー部屋は一人暮らし用の冷蔵庫を4人で分けて使っているのでほとんど入れることができません。
自炊する人にとってはちょっと厳しく、工夫が必要です。
〇 収納が少ない
私が住んでいるドミトリーは、1部屋に2段ベッドが4台あり、2段目が寝る場所、1段目が収納スペースになっていて、基本的にその収納スペースにしか物が置けません。
以前住んでたシェアハウスは調味料や食材などはここでキッチンにおけるスペースがあったりしたのですが、今のシェアハウスはそれがないので、料理する時なんかは使うもの全部持ってったり持って帰ったりしなくては行けなくて面倒くさいです。
〇 使いたいタイミングでキッチンや風呂が使えない
そんなに混みあわないものの、タイミングがバッティングし、
キッチンや風呂が使いたいタイミングで使えないこともあります。
学びも出会いも多いシェアハウス
プライベートな空間がない、他人との共同生活など、苦手な方は本当にできないと思いますが、それさえ乗り越えてしまえばシェアハウス生活には一人暮らしよりも学びが多い分成長出来、出会いが多い分いろんな可能性や機会に満ちていると思います。
寂しがり屋でひとりぼっちが嫌いな人、いろんな人に出会っていろんな生き方や考えに触れたい人にはシェアハウス生活はオススメです。