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長男4歳、おかわりした牛乳を飲めなかったとき

長男が朝の牛乳をおかわりしました。コップの1/3程度注いだところ「もっと、もっとたくさん!」と言うので、「ほんとに飲めるの?」と確認したところ「のめる!」と言うのでコップの2/3くらいまで注ぎ足しました。

すると案の定、二口飲んで「もう飲めない・・・。」
だから言ったでしょ、と小言を口にしようとした矢先、横にいた夫が「自分で飲みたいって言ったんでしょ。飲めないなら、もうおかわりしないで。」
それ今まさに、私が言おうとしたんですけど・・・。

でもその一言を聞いて、あれ?と思いました。
おかわりした分を飲めない/食べられないなら、おかわりしちゃいけないのか?
その時は食べたい!と思っても、やっぱりお腹いっぱいっていうのはそんなにダメなこと?

少し飛躍しますが、できないかもしれないことを「やりたい!やってみたい!」と言ってみて、やっぱりできませんでしたっていうことですよね。
自分たちはできないなら、やらないようにしようという子に育てたいんだろうか・・・。やりたい!って挑戦してみる気持ちを言葉にできる子になってほしいんじゃないんだろうか。

そこでそのあと長男と話してみました。
私「おかわりたくさん、って言った時は全部飲めるって思ったの?」
長男「うん。だって牛乳飲んだら大きくなるんでしょ!パパみたいに大きくなりたいから、たくさん飲みたいって思ったの。」
私「でも飲み始めたら、お腹いっぱいになっちゃったんだね。」
長男「うん、そうなの・・・。」

前夜の夕ご飯の時に保育園の身体測定の結果を見せてくれ、私が「大きくなったね。ご飯をいっぱい食べて、牛乳も飲んで、たくさん寝たらパパみたいに大きくなるよ。(パパは181cm)」と話していたので、それを覚えていたのかと気づきました。
でもおかわりしたものを残して欲しくないし、どう伝えるのがいいのかなぁとしばし考えて、次のように伝えてみました。

「大きくなりたいっていう気持ちだったんだね。それはわかった。でもおかわりした分を残すと、だいたいの場合はそれを捨てなくちゃいけなくなるんだよ。それはもったいないし、牛乳を作った牛さんも悲しいんだよ。」
「だからまずは絶対これだけは飲みきれるってくらいちょっとにして、それが飲めたらもう一回おかわりしたらどう?」
「それでもやっぱり飲めない時は、飲めると思ったけどやっぱり無理だからパパかママ助けてって言ってくれる?そのときはパパかママが飲むから。」

長男は「わかった。今日はママお願い。」と言ったので、牛乳を飲み干しました。普段私はカフェオレにするくらいで牛乳を飲むことがないので、単体で飲んだのは1年ぶりくらいでした。
「ママ牛乳飲むの久しぶり、こんなに甘いんだね〜」と言ったら、笑っていました。

普段自分がよく言っている「食べきれないなら、おかわりしない!」というセリフを別の誰かが言うことで、客観的に改めて考えられるんだなという発見でした。

その夜、この朝の出来事についてお互いの意図を夫婦で話して一段落。
いつもこうやって穏やかに諭すことができるわけじゃない(むしろこうやって書き留めるくらい珍しいこと)ですが、この日は長男ときちんと話せてよかったです。

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