7月の農業

パン、うどん、クッキー、餃子、、、上げるとキリがない、小麦粉製品。
小麦はとても身近な農作物ですね。
斜里町でも作られていることはご存知の方も多いかと思います。

知床トコさんのパッケージが可愛い、
薄力粉「きたほなみ」と強力粉「春よ恋」
画像提供:JAしれとこ斜里

7月後半から小麦の収穫が始まります。
まず始まるのが、秋蒔き小麦「きたほなみ」
去年の秋、雪が降る前に撒き付けされ、冬を乗り越えた小麦です。

6月下旬の小麦畑
写真提供:JAしれとこ斜里

天候にもよりますが、順調にいけば2週間ほどで収穫し終わります。
約2週間で収穫し終わるということに驚きました!

きたほなみの収穫が終わると、春蒔き小麦「春よ恋」の収穫です。
春よ恋は、その名の通り春に蒔き付けされ、夏にはもう収穫!
早いですよね。

斜里町では、一度根本から刈り倒し、二日ほど畑で干してから収穫する「収穫二段階方式」で収穫しています。小麦を乾燥機で乾燥する時間が少なくなり、ちょっぴりエコロジーなんだそうです。

春よ恋は、粒が硬く、たんぱく質を多く含んだ小麦です「硬質小麦」で、強力粉に。パンや麺類向きです。

春よ恋の収穫は、順調にいくとなんと3〜4日で完了!
なのでこの1ヶ月弱で小麦は今年の収穫が終わるんです。

なんとなく、小麦は秋に収穫するイメージを持っていたのですが、夏の間にあっという間に収穫が終わっているとは、知りませんでした・・・!

金色の小麦畑が見られるのは、短い期間ということなのでお見逃しなく〜!


ちなみに斜里町とも農業とも関係ないのですが、ここ数年(私が調べた限りでは2016年ごろから)、ペットの犬の名前で「ムギ」「コムギ」が人気だそうですよ!

協力
・JAしれとこ斜里
・斜里町役場農務課

広報しゃり7月号
農業
▶︎夏の間に収穫が終わる斜里町の小麦
歴史文化
▶︎独自の構成のしれとこ斜里ねぷた