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2021年1月がおわった

おわった話をはじめて丸3年が経った。続けることが苦手な私にとって、強制力もない超個人的なものがここまで続いたのは驚きだ。最初(2018年1月)の投稿を見ると「今年は毎月、月の終わりに今月の私を記録しておくことにした。なるべく穏やかに生きていくために。」とあった。なるほど。1年くらいの気持ちだったんだ。長く続けよう!と意気込んではじめたわけではなかったのが続いた理由かもしれない。今でも、ずっと続けるぞ!という気持ちは全くなく、いつでもぬるりとやめられそう。だけど月末になると無意識のうちに今月どんな感じだったかなと内省をはじめている。もしかするとこれが習慣というものだろうか。目的は3年前も今もほとんど変わってない。穏やかに生きていくための定点観測。誰かのためではなく自分のための文章という部分も全く変わってない。だけど数人読んでくれていることがわかっているので、少しは伝わるように書こうという意識のもと、こうして今月も文字を打ち込んでいる。

年が明けた
今年は初詣に行ってない。いや、もうここまでくると「行かなかった」という表現が正しそうだ。毎年決まった神社に行ってたわけではないものの、おみくじは必ず引いてたので今年はそれがないだけでなんだか寂しい。はじまった感が出ない。でももう1/12が終わってしまった。中吉くらいということにしておく。

仕事
正直なところ、今月はあまり熱心に仕事に打ち込めなかった。緊急事態宣言のせいにしてはいけないが、緊急事態だからある程度は仕方がない。とはいえ、昨年末くらいから担当することになった役割がしっくりきはじめたのはよかった。構想中のサービスを形にするために社内に掛け合ったり、実際に企画書を作る時間は本当に楽しい。成功か失敗かわからないけどもしかしたらうまくいくかも…という状況が一番ワクワクするようで、やっぱり企画屋になりたいのかもしれない、とさえ思った。

知らない世界を知りたい
やっぱり企画屋に、を思った出来事はもうひとつあり、それが今月のメインテーマであるのは間違いない。人前で自分の半生を話す機会をもらい、幼少期からの自分をがっつり振り返ってみた。そこで自分のルーツに気づかされ、高校大学とひたすら何かを企画することに没頭していたのを思い出した。私の根源にあるのは「知らない世界を知りたい」という気持ちだろう。知らない世界を知る方法は、「知らない世界を自分の足で見に行く」か、「知らない世界自体を作る」かだと思う。高校大学時代を振り返ると、頭の中にもくもくと知らない世界(=情景)が浮かび、それが実現したらどうなるだろう、と強く思っているうちに気づいたら実際に企画していた、という流れが多い。

実感と納得
私はもしかしたら想像力が乏しいのか、実際に事が起こってみないとそれを感覚として掴むことができない。そしてその掴むということにかなり重要性を見出しているらしい。半生を振り返っている期間、まとまりきらない状態で彼につらつらと話した夜があった。ずっと静かに聞いていた彼は突然、「あなたは実感が大事なんじゃないの?」と言った。家から駅まで15分かかるのに、晴れていてもわざわざ自転車じゃなくて徒歩を選ぶことも、無洗米は嫌で米を研ぎたがることも。実際にそれをやっていることを感じるのが大事なように見えると。中学→高校、高校→大学の進学で自分のことを誰も知らない場所に行くことを選んだのも「高校生になる」、「大学生になる」という実感を持つための行動だったのでは、と。すごい観察眼だなと思った。言われてみれば、「実感をもてるかどうか」を仕事でも暮らしでもとても大事にしている。
ちなみに私をよく知る友人はこの話を聞いて「納得」という言葉をくれた。言われてみれば、「納得できるかどうか」もとても大事にしている。納得できないと選べない、進めない。納得するには実感が必要。だからけっこう面倒くさいんだ。

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◯はじめたこと、手に入れたもの

往復書簡
昨年から構想していた友人との往復書簡@noteがついにスタートした。嬉しい。今年は近くにいる人と小さくいろいろやってみる年になりそう。

リングフィット
去年の10月を最後に全くやってなかったけど、先日無事に再開できた。やっぱり楽しいのでペースをつかんで続けたい。

ブクログ
今年は年間50冊くらい読みたい。どんな本も読了が苦手なので読書アプリを入れてみた。最近買って楽しく読んでるのは無駄づくり 藤原麻里菜さんの「考える術」。

アラジン
魔法のトースター。一人暮らしだったら絶対買わなかったはずの2万円くらいするトースター。なんでもない食パンが最高に美味しい。そして付属のグリルパンがまた優秀で最高。肉や野菜を焼いたり蒸したりはもちろん、米も炊ける。自粛生活が楽しくなった。

ワンピースとエプロン
かわいくてちょっと高いワンピースを買ってしまった。まただ。後悔はない。エプロンは今まで母のおさがりを使ってたけど、腰巻で洗い物をバシバシできないのがプチストレスだったのでフルエプロンを購入した。たまたまだけどワンピースとエプロンの色がほぼ同じで、重ねて付けると安心する。

花瓶
生まれてはじめて自分に自分で花瓶を買った。白くてかわいい。

家計の管理
今月はじめたことの中で一番えらかった。もともとつけたりつけなかったりだった個人の家計簿「Money Forward ME」の連携などを見直してもう一度挑戦することにし、家の方は「zime」を導入してみることにした。まだ3週間くらいだけど今のところいい感じ。律儀にとってあったレシートの入力を二人で片付け、だいたい何にいくらくらい使ってるかわかった瞬間、非常にすっきりした。

夜必ず入浴する
これは長年の夢だったけどなかなか続かなかったので1か月続いて本当に嬉しい。一人ではきっとできなかったが、彼も生活に取り入れてるのでなんとか頑張れてる。心底面倒なときは「髪は洗わない」と決めてシャワーだけ浴びるとかだけど、ハードルを下げてでも習慣にできればそれでいい。


◯やめたこと、手放したもの

インスタのストーリー投稿
とくに大きなきっかけはなかったが、発信、発散は手軽にできるわりにそのあと24時間はなんとなく反応が気になってしまうのが今の自分にはあまり好影響でない気がして、イベントの告知のみに絞ってみた。良さそうな感じ。ただ、予想はできていたがツイート数が増えた。

シュシュ
引っ越して数ヶ月ずっと開けていない段ボールが2箱あった(年末の大掃除という大義名分にも負けず放置していた)が、急にタイミングが訪れたので中身を出して整理し、捨てるべきものは捨てた。10年ほど前に気に入って買ったけど最近は全然付けてなかったシュシュをやっと捨てられたのがえらかった。


こうして書き出してみると、もう少し何かやめたり手放したりしたいけど、パッと思いつくのはネットニュースやツイッターを眺めてしまう時間くらい。

就職して1年が経ち、少しずつ暮らしに目が向くようになったので、より楽しい暮らしを目指して生きていきたい。


あ、すっかり忘れてたけどiPhone12miniを手に入れた。金額(高い)と性能(そんなに良くなくていい気がして)の問題でSEと迷っていたが、まだホームボタンのある生活をするの?と煽られて、それが可笑しくなって12に決めた。miniというだけあって小さくて使いやすい。今回も友人にケースの制作を依頼していて、それがとっても楽しみ。

おしまい

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