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実家の生前整理問題

実家は車で20分の場所。 帰ろうと思えばいつでも帰れる。
ただ、母の小言を聞かされるのも、母に対して怒りっぽい父を見るもの嫌で2か月に1度帰ればば良い方。

実家は15年近く前に建て替えたので、その時に不要な物はだいぶ処分した。
その上収納がたっぷりあるので、一見、家の中はスッキリ片付て見える。


とにかく物持ちがいい母


母は若い頃から今でもオシャレには気を使っている。 気に入った洋服は丁寧に着ているので、10年選手は当たり前。40年前のジャケットを普通に着ている。 ただ、1度着て、似合わないと思ったら、誰かにあげるなどして直ぐに処分するので、部屋が服で溢れているということはない。

いつか使えるかもカバンが沢山ある。 狭小住宅の我が家なら、余計なものは置いておけないので、すぐに処分するところを、下手に収納があるものだから、「いつか使えるかも」が多い。


捨てられない父


父のもまた物持ちがいい。 ところが、困ったことに、父は捨てない。整理整頓はきちっとしているし、十分な大きさの収納があるので、父の部屋もスッキリ片付いている。
が、もうこれ使わないでしょ、いらないでしょって思われる物が沢山ある。

もうこんな大きなスーツケースで旅行に行くことはないだろう、と思われるのに、大きなスーツケースが2つ。そのほか、買った記憶がないというカバンやら、スーツを入れるハンガー付きのカバン。
趣味の絵の道具や、昔の趣味のカメラ、町会長時代の書類…。
「捨てちゃいなよ」と言っても
「バザーに出す」とかなんとか言って、また押し入れに仕舞い込んでしまう。

祝いの人形類大処分

両親二人とも80歳を超えている。とても元気で若々しいので、娘から生前整理を持ちかけるのは難しい。

ところが! この春 お雛様、兜などの置物の処分に成功した。

近所の方からメモリアルホールのイベント開催のDMをもらったと言う。
ひな人形やぬいぐるみの共同供養をしてくれるという。

私のひな人形は珍しい座り雛の7段飾り。 姫の嫁入り道具でおままごとをした思い出があり、処分するのは惜しいけれど、 毎年飾るのはもう大変。 私の家ではとても飾れるスペースはなく、もったいない思いはあるけれど、 人形1つ1つに声をかけながら処分する箱へ。
ガラスケースに入っていた兜や金太郎人形もケースから出して、丁寧にお礼を言いながら箱へ。

イベント会場へは私が責任をもって運び、お人形たちとお別れをしました。
会場にはものすごい量のぬいぐるみや人形、お雛様が並べられていて、驚きました。 やはり皆さんゴミとして処分するのは忍びなく、お寺や葬儀場での供養の場を利用されているんですね。


処分する時は一緒に

今回、お雛様を処分する時は母、父、私と協力してスムーズに作業ができた。
物をとっておきたい理由は人それぞれある。 家族とはいえ、勝手に捨ててしまうのは良くない。 分からないだろうと、こっそり捨ててしまうなど
もってのほか。

お互いが納得して、生前整理ができるように声掛けをしていきたい。




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