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貴女の背中を押す140文字のエッセイ

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毎朝8時に貴女の背中を押す140文字のエッセイを投稿します。 怖くて動けない時、年齢を理由に諦めようとするとき、自分を生きるヒントに。2022年12月9日から毎朝連続投稿中
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#100日チャレンジ

誕生日ケーキ

息子の17歳の誕生日。 当日は家族が揃わないのは分かっていても、ケーキだけは用意していた。 息子は幼馴染の家で過ごしていた。 夜、「ケーキ食べに帰って来た!」と戻り、直ぐまた友人の家に。 向こうで沢山食べていたようで、小さくカットされたケーキを選んでいた。 帰って来てくれた気持ちが嬉しい。

ヒソヒソ話しがしたい

母は5〜6年前から原因が分からない眩暈に悩まされ、だんだん耳の聞こえが悪くなり、今ではこちらが腹の底から声を出さないと聞き取れないほど。 見た目が若いので、店員さんなどは普通に話しかけてくるが、会話が成り立ってないので???となる。 母娘のたわいのない会話も貴重な時間だったと今思う。

気分よく1日を終える幸せ

その日あった感謝できる事を3つFacebookグループに投稿する。 毎晩投稿して1ヶ月の期間を終えた。 何か変わったかと言われれば外側は何も変わっていない。パートで働き、肩は痛い、一喜一憂は変わらない。 内側では、毎晩良かった事を思い出して終わるので気分がいい。 気分よく眠りに入る幸せ。

頑張り方が分からない

頑張れない。頑張り方が分からない。 これまで何となく器用にこなし、真ん中より上のポジションを維持してきた。勉強、部活、社会に出ても。 必死にならなくても出来た。 一番頑張ったのは高校受験。この時は自分で褒めてあげられる。 あの時の頑張りをもう一度味わいたい。 頑張れる何かを早く見つけたい。

シーン毎に意図する

シーン毎にどうありたいか意図する。 例えば、誰かと食事をする時、どんな食事会にしたいか、終わった後の感じたい気分を先に意図する。ワンシーン毎に意図する事で、嫌な気分を引きずらずに一旦リセット出来る。 シーンに集中して大切に過ごせる。 つい惰性で時間を過ごしてしまいがち。 習慣にしたい。

無邪気に笑い合える尊い時間

50年も人間をやっていると、色々なことがある。 5年ぶりに高校の友人と会った。 辛かった部活を共に乗り越えた仲間は、心から笑い合える。 何時間も話していると、それぞれに大変だったこと、今抱えている問題が分かってくる。 その上で、ひととき高校生に戻って無邪気に笑える時間は尊い。

感謝は声に出して伝えた方がいい

この1ヶ月Facebookグループで、毎朝「今日も素晴らしい1日になります」と宣言をし、毎晩、感謝する出来事を3つ書き出しています。 メンバーがコメントしてくれることも。 劇的な変化はありません。が、無意識に声に出して「ありがとう」を言った自分に驚きました。 感謝は口に出した方がいい。

世界観を作り上げた友人

友人が書いた小説を読み終えた。 正直、初めの数ページは読みにくく進みが遅かった。 友人の本でなかったら積読入りだったろう。 ところが、次第に小説の中にのめり込み、止まらなくなるほど面白かった。 長い小説の挿絵も描いて、小説に出てくるお店、音楽も現実世界に創り出している。 素直に尊敬する。

孫の将来の職業に口を出す困った祖父母たち

新聞とテレビが情報源の祖父母たちが孫の将来の職業について口を出す。 それは、30年前私たちが言われたことと全く変わらない。 公務員、銀行、福利厚生etc. 雇われる前提。 10年後もある職業なのか? 現在、発展途上の国々と日本の立場が逆転して、日本人は安い賃金で雇われるようになるかもしれない。

私と言えば〇〇が欲しい

12年続けてきたものづくりビジネスを手放した事に、急に不安が襲ってきた。 今までの人生で一番長く続けてきた事に、今更ながら気付いたからだ。 情熱がないまま続けることが苦しかったかので、後悔はない。 ただ、私=〇〇が欲しい焦りが出てきたのしれない。 今からでも大丈夫だと自分に言い聞かせる。

お花見で予祝

桜の花は下を向いて咲くそうです。 なので下から見るのが一番美しく、桜の木下でのお花見は理に適っています。 さらに花には精霊が宿っていると言われていて、酒を飲みながら夢を語ると、夢が叶うそうです。 古くから日本人がやってきた事には意味がありますね。 現代風にアレンジしても残したい風習です。

会いたい人に会い、行きたい場所に行く

何年振りかの友人に会いに行った。Facebookで今日の出店場所が分かったので、何も告げずに突撃訪問。 2年前、流行病で外出が出来なかった時、もっと人と会っておこうと決めた。 誰かのお葬式で「久しぶり」なんて友だちと再会するのは嫌だ。 会いたいと思える人がたくさんいることに感謝。

亡き友人からの知らせ

オレンジ色の大きな封書が届きました。主人の健康診断の結果だと思っていたら、私宛て。 至急開封とのこと。 15年近く前に登路した骨髄バンクから。 血液の病気で若くして亡くなった友人の墓参りの計画を立てていた矢先。 言い出したのは私。 ドナーになるのは少し怖い。 だから、その前に墓参りなのかな。

老いを認めた日

ママと呼ばれるのも、自分をママと言うのも照れ臭くて、子どもには幼い時から「お母さん」と呼ばせた。 そのくせ、自分のことをおばちゃんと言うのに抵抗がある。 「おばちゃん」が相応しい場面でも、「私」を使う。 老いを認めたくないのだ。 そんな私が皮膚科に「老人性イボを取りたい」と電話を入れた。