鍼灸学校での勉強方法:1年生3学期目(2021年9月中旬~12月初旬)
3学期目が始まった当初、「学習時間が足りなかった!」という2学期に比べて楽観的でした。理由のひとつはとかく学習負荷の高い解剖学系の科目がひとつ減ったこと、もうひとつは9月から在宅勤務になったことで学習時間が増えたことでした。
・・・が、ふたを開けてみれば(2学期ほどの焦燥感はないものの)負荷を高く感じ、いつもどおり試験前はヒヤヒヤした学期となりました。そんな3学期を振り返ります。
目次
目標(ゴール)
学習環境
前学期からの改善点
学習教材、ツール
定期テストの結果
最後に
目標(ゴール)
前学期から継続です。
暗記作業が語呂中心から理解ベースに切り替わりつつある
これまで多くの場面において語呂を活用していた暗記ですが、今学期は(あまりそうしようと意識したつもりはないのですが)理解ベースの作業に切り替わっていきました。
たとえば「大腿の筋はすべて述べよ」という問いにどう備えるか?(まぁこんな問われ方はしないけれど)
2学期までは「どんな語呂があるかなぁ」とネットなどで探して対処していましたが、今学期は下記のロジックで筋をあげるように学習していました。
「大腿の筋は3層に分かれる、前面の伸筋、内側の内転筋、後面の屈筋。まず伸筋は外側から〇〇と○○・・・、内転筋は○○と〇〇で・・・」
これは支配神経や「二関節筋はどれか」という場合にもこたえられる「オプション」を設定して暗記するようにしました。ここで用いる説明文(ストーリー?)は教科書の記述が主となっています。本当は授業中の講師の説明も活用したほうがいいんでしょうけど、僕の先生の説明はなんだか「話口調」感が強すぎて、まとまりに欠けるんですよね・・・。
「ローテーターカフを構成する筋を述べよ」
「筋裂孔を通るものを述べよ」
こういった問いにも語呂ではなく理解ベースの描写で回答を導けるよう整理し、ANKI化し、ANKIのペースに任せて反復練習しました。
これは生理学や経絡経穴でも同様です。語呂に比べると作業時間が増えるし、これが今学期厳しく感じた要因かもしれないんですが、語呂で覚えるよりも健全?です。また「他者に説明できるということは理解のあらわれ」といわれます。語呂で覚えていたら、筋の名前は上げられるかもしれないけれど、「説明できた」とはいえないですよね。
暗記とアウトプットの反復作業に場合により暗記マーカーを使用
ベンチ入りとなっていたアプリ「暗記マーカー」が暗記作業のツールとして復帰しました。一問一答式の記憶定着を図るツールとしてANKIを使用しているわけですが、その前段階の「暗記する」という作業において、暗記マーカーが有効な場面があるためです。
その好例は、経絡経穴の五要穴の暗記でした。
たとえば「肺の合穴はなにか」とひとつひとつカードを作るのは面倒ですよね。ゴールとしては一問一答形式で導くことになるのでしょうけれど、暗記作業の工程においては非効率で、こういったものは全体を俯瞰しながら覚えたほうが効率的です。
また、こういった場合でも語呂に逃げないように気を使いました。なるべく「これこれこうだからこう」と回答に導くルートを設け暗記するようにしました(もちろんゴールは一問一答で即答できるようになること)。
学習教材、ツール
というわけで今学期の学習環境は下図のようになりました。
2学期での革新点として「ノートにまとめることをやめて、プリントベースで学ぶ」がありますが、それを継続しました。引き続きiPadやノートPCを中心に活用する学習でした。
本質的な変化ではないけれど、在宅勤務の兼ね合いもあってマルチモニターを導入しました。これまでノートPCの15.6インチのディスプレイを使用していましたが、やや窮屈に感じていましたが、23インチの外部モニターを設置。最初は「でけぇなぁ!」という印象でしたが、慣れるとまぁいいサイズ感なんですよね。もう戻れません。
定期テストの結果
(まだ返却されていません)
最後に
(テスト返却後に総括します)
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