働かないおじさんは如何にして生まれしか②
前回からの続きです。なんの話をしてるかというと、働かないおじさんが生まれる要因を整理することで、自分はどうやって仕事のモチベーションを保っていけばいいのか、について考えてます。
パターン2:梯子を外されて意気消沈パターン
朝令暮改、という言葉があるように、上司の方針は変わるもの。あまり深く考えてないから、時流を読み柔軟に対応しているから、何かを色々読みすぎて過剰反応しまくってるから、など理由は様々。
私の職場はわりと短いスパンで朝令暮改が頻発していて、上司の方針で進めた仕事に「なんでそんなことやってるの?」と、まさかのご本人から質問がくることも。「あんたが言い出したんだろうがー!」という言葉をそっと飲み込む。ほろ苦いっす。
そんなわけで私はわりと入社数年目から「梯子とは外れるもの」と思って生きてきたわけですが、これは不幸中の幸い。数年、数十年のスパンで頑張ってたことの梯子外されたら立ち直れないかも。
パターン2の対策?
「梯子とは外れるものである」「努力が報われるとは限らない」と思って腹くくるしかないのでしょうね。ほんと。ま、もう大人ですから、当たり前といえば、当たり前なのですが。入社数年でこう思えた自分はラッキーでした。
できるだけ、自分の仕事の価値を自分自信で見出せるといいなと思います。自分が納得してやると決めた仕事なら、上手く行かなくても諦めがつくし。
サラリーマンなので難しいですが、プロジェクト移動や社内転職を上手く使って、できるだけ納得の行く仕事に辿り着けるよう泳げるようになりたいなと思ってます。
兎にも角にも「自分で決めた」という感覚が、梯子外しでやる気ゼロパターンを防いでくれるんじゃゃないかと思います。
パターン3:そもそも仕事がそんなにない
あれもこれも自動化だなんだで効率化されたのはいいけれど、組織が空いた時間を埋める価値ある仕事を見つけ出せてないというパターン。ホワイトカラーに多そう。
なんとか会社なり部所なりが捻り出した「価値が出せそうな仕事」は、これから出世させたい若手中堅社員に割り当てて成果を出させたい。そうすると出世しないベテラン社員には、残りものの気の抜けた仕事が割り当てられがち。悲しいかなベテラン故に、そんな上司の心情は手に取るようにわかるから、仕事へのモチベーションはだだ下がり。地味でも縁の下の力持ち的な仕事が残っていればいいんですけどねぇ。これがパターン1の出世から外れた、という状態と相乗効果でやる気を削いでくるわけです!
いや、上司だってスティーブ・ジョブズじゃないんだから、そんなワクワクするような価値ある仕事なんて毎年毎年、創出できないんですけどね!
パターン3の対策?
ある程度の年齢になったら、仕事は自分で創るもの!と気持ちを切り替えるしかないのでしょうね。せめて、上から降ってきた気の抜けた仕事でも、俺が価値ある仕事に育ててやるぜ!という気概がないと仕事してて辛いかも。そういうのが苦手だからサラリーマンやってんのに…とほほ。
思い出すのは人材開発の専門家、中原淳先生のこちらのブログ。いちプレイヤーとして生きてくって大変ですね。
あと1回、続きまーす。