元気で生きていてくれさえすればいい

一方、家ではのほほーんとした両親にのほほーんと育てられていました。
両親がのほほーんと見守ってくれたのにはドラマがあり
ます。

私は三姉妹の真ん中なのですが
私の姉、長女が産まれた時に動脈管開存症
(産まれた瞬間に閉じるべき動脈管が閉じず、動脈と静脈が混ざってしまう症状)になり
小さい時に手術をしたり、
今となっては治る確立がぐんと上がったそうですが当時(40年前)はまだ治療法もあまりなかった川崎病になり重症化し、このまま娘は死んでしまうんじゃないかと泣いたんだそうです。

その時に両親は
「子どもは元気で生きていてくれさえすればいい。」
って思ったんだそうです。

なのでその言葉通り自由に育ててもらいました。
(私としてはラッキー🤞)
一度も、何か自分が行動する時にダメって言われたことはないですね。

前置きは長くなりましたが

私は左利きです。
今では矯正しないのが一般的みたいですが
私が小学1年生の時は担任の先生がお母さんに

お箸と字を書くのを右手にしますか?と確認したんだそうです。
お母さんは軽い気持ちで
「字だけ右でお願いしまーす」みたいなかんじでその瞬間の思いつきで答えたらしいです。

授業中に左手で鉛筆を持ってると右手に持ち替えさせられていたのをうっすら覚えています。

ひらがなの宿題が出て
右手で書かなければいけないのがイヤすぎて
家に持って帰って学習机と壁の間のわずかなすきまにプリントを押し込んで捨てていました😂

どれくらい時間が経ったのか分かりませんが
お母さんが掃除した時にとうとう大量のプリントが発掘されました。
もう何十年も前の出来事なのでそのあと怒られたのか、どうなったのか記憶がなく

先日お母さんと話した時に当時の事を聞いて、
宿題のプリントが出てきたときどう思った?と聞いたら

こんなにイヤだったんだー!って思った😂
って笑っていました!
(矯正させたのはお母さん😂←)

だから私は特に怒られなかったらしいのです。
よかったー。

それでプリント出されて右手で書きなさい🤬って言われてたら私傷付いただろなぁ。

それに、お母さんも怒るのって結構エネルギー使うし、後で寝顔を見て怒りすぎちゃったなって後悔したり。

”元気で生きていてくれさえすればいい”

ってなんだかおまじないみたいな解決な言葉で
親子お互いにとっていい気がしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?